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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

THE QEMISTS

2009.07.07UPDATE

2009年07月号掲載

THE QEMISTS

Member:Liam Black(Gt)

Interviewer:KAORU

-はじめまして。激ロックと申します。インタビューよろしくお願いします。
SUMMER SONIC 09’で待望の再来日を果たすわけですが、今の心境はいかがですか?

メンバー全員やる気でいっぱいさ。こんなに早く日本に戻ることができるなんてエキサイティングでしかたない。しかも世界最高のフェスティバルのうちの一つでプレイできるなんてかなり興奮するよ。それに今年って確か10周年だろ?そんなスペシャルなタイミングで出演できるなんて最高!サマーソニック・ファミリーの一部になるのが待ちきれないよ。

-SUMMER SONIC09では、ラウドロック、メタル勢が集約されたMOUNTAIN STAGE(大阪ではSKY STAGE)への出演となるわけですが、一緒のステージに出演するメンツはご覧になりましたか?

友達のENTER SHIKARIが出ることは知ってる。彼らとはヨーロッパで一緒に2週間ツアーをやってたんだ。彼らと同じステージだなんて嬉しいよ。あと、LIMP BIZKITもそうだよね。そういったバンドとステージをシェアできるなんてすごく光栄なことだと思ってる。

-じゃあMOUNTAIN STAGEに選ばれたことに対しては満足してますか?

そうだね。俺たちの今までの活動の結果のひとつだと思う。活動をスタートしてから今に至るまで、俺たちは色々乗り越えてきて、たくさんのロック・オーディエンスの前でプレイしてきた。それが結果に現われたんだ。QUEEN OF THE STONE AGEやMETALLICAを聴いてきたキッズ達が好きなことや、やりたいと思っていたことをやってきたからね。

-SUMMER SONIC09では、前回の来日時と同じくJENNA Gと、MC BRUNOがゲスト・ヴォーカルとして参加するのでしょうか?

もちろん。確実にね。彼らは今のところ100パーセント俺たちのライヴ・ショーに出演してるんだ。JENNA GとBRUNOは絶対に連れて行くよ。彼らは俺達の一部だし、かなり重要な存在なんだ。

-前回はNINJA GENERATION QBTで来日されましたが、クラブ・ミュージック・ファン層とロック・ファン層がカオスに入り乱れた、素晴らしいイベントでしたね。特にTHE QEMISTSのライヴは爆発的な盛り上がりだったと思います。NINJA GENERATION QBTはいかがでしたか?

違ったジャンルのファンがひとつになるって素晴らしいよね。あのショーは最高だった。俺たち全員、本当に楽しい時間をすごした。それに日本の皆の音楽に対する姿勢には感激させられたんだ。タワーレコードやHMVにちょっと行ってみたんだけど、ショーだけじゃなくて店からもそれを感じたよ。いろんな意味でね。イギリスにある普通のレコード・ショップに比べて、何というか、限界がないような気がしたんだ。

-来日のあと、日本の音楽をチェックしてみたりはしましたか?(笑)

少しだけ(笑)イギリスではあまり見かけるチャンスがないからさ(笑)ずっと忙しかったしね。でも8月に来日する時までにはもう少しリサーチしておきたいと思ってる。

-このイベントに出演したYPPAH、THUNDERHEIST、THE BUGのライヴはご覧になりましたか?

うん、全部。あのニンジャ・チューン・ファミリーの一部になれたなんて、すっごい誇りだよ。リスペクトできるようなアーティストばかりだったし。THUNDERHEISTなんて俺たちとは全然違う音楽をやってるけど、あのショーでは雰囲気的に俺たちとマッチしてたし、音楽も素晴らしかった。結局はそれなんだよね。種類が違っても、良い音楽と良い音楽は調和するんだ。そういう音楽やアーティストを揃えているNINJA TUNEはすごいと思うよ。

-選ぶのは難しいかもしれませんが、QBTの中であなたにとってベストだったショーは?

すごく難しいな(笑)でも敢えて言うならCOLD CUT。やっぱり俺がずっと大きな影響を受け続けてきた人たちだから。マットとジョンをステージで見てると、いつもなんとなく家族を見てるような気分になるんだ。THE QEMISTSを何年もサポートしてくれてるし、アドバイスもくれるし。だから俺はCOLD CUTって言うべきだと思う。いつだって特別だし、俺は彼らが大好きなんだ。

-日本限定企画盤『Qジャンプ!!!』がリリースとなった経緯を教えてください。

『Qジャンプ!!!』は初期音源とリミックスを集めたものなんだけど、多分日本のみんなが聴いたことのないものばかりだと思うよ。リミックスに関して言えば、ただのリミックスじゃなくて、まるで一から曲を書き直したのと同じって言ってもいいくらい、時間とエネルギーを費やしたんだ。オリジナルと全然違うものにしたかったからね。で、それを日本だけでリリースしてみようっていうアイディアが生まれたんだ。そして最終的に、そのリミックスにライヴ音源を足して、日本だけのスペシャル盤を作ることにしたんだよ。ライヴ音源の質もすごく良かったしね。こっちのレーベルも、日本のレーベルも、俺たちも、全員がこのアイディアに賛成だったんだ。