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INTERVIEW

FLY★81

2008.05.18UPDATE

FLY★81

Member:Akila(Vo.&Gt.)/883(Bass)

Interviewer:YAMO

-まずは4年ぶりのニューアルバム発売おめでとうございます!簡単な自己紹介とバンド結成の経緯をお願いします。

AKILA(以下A):有難うございます。ボーカルとギターをやってます、AKILAです。

883:ベースの髭です(笑)883(ハヤサン)と申します。

A:結成は2002年くらいなのですが、経緯は前にやっていたバンドの延長上って感じなのです。構想はずっとあったのですが、かっちりした活動を始めたのは02年くらいですね。

-昨年5月のカリフォルニアでのレコーディングから、約1年かけてのリリースになりますが、今の気持ちを教えてください。

883:やっと発売が近づいて、寝かせていた分の喜びも増幅してます。早くみんなに聴いてもらいたいですね。

A:ファーストアルバムを出してからの4年分の思いがいっぱい詰まっていて一言では表現できないですね。今は正直に嬉しいです。

-前作「Make You Smile」、そして新作「Peace On Earth」を通して、「愛、平和、自然、繋がり」をテーマにとてもメッセージ性の強い曲を生み出していますが、バンドのテーマとしてこの4つを軸に置いた理由を教えてください。

A:テーマはいつも後付けで、愛を歌おうかとか平和を歌おうかという風に始めたのではないんですね。バンドをやり始めたのは音楽をやりたいっていう初期衝動で始めて、実際に蓋を開けてみれば今言ってくれたようなテーマがあったんです。883とは小学校4年生からずっと幼馴染だから新しく創り出すというのではなく元々自分たちの中にあったものを表現していると言った方が正解かもしれないですね。これからもCDを出してみんなに届けて行きたいですし、自分たちが思ったことは恥ずかしがらず、正直に表現していきたいと思ってます。

-新作から2曲聴きましたが、まず昨年8月1日(Fly☆81の日!?)にiTunesでリリースされた「Big Wave」、こちらはとてもハッピーなパーティーチューンに仕上がっていますね。やはり、地元・湘南や沢山の仲間達を想って作った曲なのでしょうか?

A:「Big Wave」は実は883の家で創ったんですよ。というのもこの曲は883のベースのフレーズからできた曲なんです。883からフレーズを貰って、そのフレーズから「やるときゃやるよBIG WAVE」っていうサビができて、っていう感じで進んでいったのですが、たぶんあの時の僕には現実の大きな波が来ていたんでしょうね(笑) 今になって考えるとサビの歌詞はどちらかというと自分に言い聞かせていたと思います。でも曲が形になってみるとこれは誰にでも当てはまる歌詞じゃないか?と思ったんですよ。誰にでも人生に波が来るじゃないですか?その時にしっかりとメイク(スケボーやサーフィン用語で技を成功させるという意味)出来るかどうかが一番大事だから、この表現が僕ららしいかなと思っています。

-この「Big Wave」は、昨年8月1日にiTunesでリリースされていた曲ですが、Fly☆81の日だから8月1日だったのですか?

A:本当はその日に向けてアルバムを創っていたのですが(笑)8月1日には何か行動を起こしたくて、以前から注目していたiTunesで曲を配信することを決めました。夏といえば「Big Wave」じゃん?ということで。

-では今年も8月1日は何か期待してもいいのでしょうか?

A:何かしらやろうと思っているので、楽しみにしててください!

-アルバムタイトルにもなっている「Peace On Earth」は、自然を想い、今の時代に生きる人が皆考えなければならないテーマを歌っていますね。自然を搾取し続ける人達に対して「怒り」という感情をぶつけるのではなく、とてもピースフルで温かいメロディに仕上がっていますね。やはり、これが「Fly☆81スタイル」なのでしょうか?

A:僕らは歌で人を気持ちよくしたいんですよ。でもそういう自然の搾取というテーマはメッセージを発信する僕たちも問われる立場にあるじゃないですか。だから人間に対しての怒りっていうのは歌えないなと思っていて、そういった理由で自然と温かいメロディーになっていったんだと思います。問題を100%解決することはできないけど、歌い続けることによって自分が自然を搾取し続ける人間とは違う人間になろうという努力はできると思うので、そういう気持ちは常に持っています。

-アルバムのジャケットにも強烈なメッセージが込められていますよね。ジャケット制作においてこだわった所などあれば教えてください。

883:まずはやっぱり温かさを伝えたいという思いが一番にありました。I-PATHというシューズのブランドにサポートをしてもらっているのですが、そのI-PATHの絵描きさんがすごく自然に訴えかける絵を描く人で、温かさを伝えるためにはこの人に描いてもらうしかないなと思ってお願いしました。

A:ジャケットって一番最初に目に入る、発信されるものじゃないですか。だから今回は温かさを伝えるためにすごく頑張りました。すごい人に描いてもらえるということいあったし、気持ちを最大限表現させるために紙ジャケにして、僕たちの想いをいっぱい詰め込んでいるんでみんなに部屋で飾ってもらって、気に入ってもらいたいですね。