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INTERVIEW

DONOTS

2008.03.01UPDATE

DONOTS

Member:Ingo(Vo)

Interviewer:MAY-E

-4thアルバム「コマ・カメレオン」を全曲聞かせて頂きましたが、本当に素晴らしい作品で感動しました。
まず、このアルバムを完成させて今の気持ちを教えてください。

わお!誉めてくれてアリガト so much!このアルバムに関して良い感想が聞けると本当に嬉しいんだよね。このCDに関しては、俺たちの思い入れ通りにみんなんが感じてくれているような気がするんだよね。このアルバムが完成したとき、とっても新鮮で新しいものが作れたと感じたんだ。アルバムが発売されて、今度はショーをやるのが待ちきれないよ。

-ニューアルバムのタイトル「コマ・カメレオン」は何を意味しているのですか?

実はこのタイトルがどういう意味かは、こっちが知りたいくらいなんだ(笑)。まあ明らかにこれは80年代にリンクしてるね。カルチャー・クラブのカーマ・カメレオンに引っ掛けてるんだ。これはアレックスが最初に買ったビニール盤だったんだけどね。それと同時に与えられたルールに適応したり従ったりしたくないという気持ちの表れなんだ。後は、単に耳ざわりがイイっていうのもあるね。そう思うでしょ??

-「Pick Up The Pieces」「To Hell With Love」などは、ドゥノッツ節は健在だ!と思わせてくれる、シンガロング必至のキラーチューンですね。DONOTSファンならこの2曲だけでこのアルバムの虜になるでしょう。周りの評判はいかがですか?

それはそれは、ホントにありがとう!そうだね。これらの曲は既にみんなが気に入ってくれてるドゥノッツのトレードマーク的な要素が含まれてるよね。でも、曲に含まれた、それ以外の新しい要素っていうのがこのアルバムの一番面白いところなんだ。このアルバムを最初に聴いた時、多分これが本当にドゥノッツなんだろうか?って感じると思うんだよね。最初は困惑すると思うんだ。でもそれから過去の作品よりも良い作品だってことに直ぐ気付いてくれると思うんだよね。曲は今までよりももっと強烈になってるし、アルバムの中での曲のバラエティも豊富なんだから。

-メロディー、コーラス共により深みが生まれていますよね。

アリガト!どのアルバムも、ボーカルのメロディーと詞は殆ど俺が作ってるんだ。でも今回のアルバムは他のみんなももっと巻き込んで作って行ったよ。曲が思いついたら直ぐにプロデューサーのカートがラフのデモを録って、それをバンドのメンバーに直ぐ聞かせるんだ。そしてヤツらが気に入ったら、その後また直ぐバンドでレコーディングするんだ。フレッシュさを保つためにね。もうちょっと何かを足そう、とバンドが感じたら全員が60マイルの笑顔をするまで(笑)一緒に曲を作り上げて行くんだ。このアルバムを作ってからバンドメンバー同士の間柄は更に親密になったよ。ドゥノッツのメンバーは、元々ホントに家族みたいな関係なんだけど、新曲の制作で更にね。今回の、この新鮮さを保って、曲を再構築するやり方は、俺たちにとって作曲活動の最大のゴールなんじゃないかな。

-同じく疾走感があるのでも「Break My Stride」「Headphones」「This Is Not A Drill」「Killing Time」「Somewhere Someday」などはまたこれまでと違った成熟したアプローチも伺えますが、今作で新たにチャレンジしたことはどんなことですか?

正にそうだね。以前のドゥノッツの曲よりも成熟してるよね。それは今回のアルバムで俺たちが目指していたことでもあるんだ。俺たちはカート・エベルハウザーを新しいプロデューサーに選んだんだ。彼は俺たちの親友で、かつドゥノッツに対する最大の批評家だったんだよね。彼は俺たちのバンドが大好きだったんだけど、俺たちの過去のアルバムは気に入らなかったらしくて、是非新作をやらせてくれって言われてたんだ。結果的にドゥノッツのトレードマーク的な部分を更に強化して、俺たちの作曲方法のレベルを上げてくれることになったんだよね。新曲は自分たちを驚かせるような内容にしたかったんだけど、カートとデモを2曲作って正に驚いたんだ。このやり方がベストだって直ぐに確信したよ。俺たちは、ただ「次のアルバム」をレコーディングするんじゃなくて「ドゥノッツの新しいアルバム」を作りたかったんだ。大変だったけど、ミッションは120%達成されたと思ってるよ!

-これらの曲には、前作から4年間の間のバンドの成長をよく表してくれていると私は思うのですが、その点はいかがでしょうか?

そうだね。毎日のできごとが作曲に影響すると思うんだよね。そいういう意味では4年間は長くて、この間に俺たちは人間的にも音楽的にも成長できた。ヨーロッパと日本でツアーを大成功させたり、色んな所に友たちができたり、新しいアルバムの制作が上手くいったりっていう素晴らしい経験をすることができたし、反面、前のレコード契約が切れるまで2年も待たなきゃいけなかったり、その間に友だちを失ってしまったり欲求不満になったり悲しかったり大変なこともあったね。でも、その経験と成長をアルバムから感じてくれたとしたら、まあいいかなって(笑)。ありがとう!