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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

EMANUEL

2004.04.10UPDATE

EMANUEL

Member:Matt Breen(Vo.)

Interviewer:ムラオカ

-初めまして!日本のラウドロックミュージックのフリーペーパー「激ロック」といいます。それではインタビュー宜しくお願いいたします。

-まずはあなたたちが影響を受けたアーティストを教えて下さい。

マット・ブリーン(Vo) (以下M):俺たちが影響を受けたものってホントに多種多様なんだけど、いくつかバンド名をあげるとするとNIRVANA、 REFUSED、SAVES THE DAY、SMASHING PUMPKINSにAT THE DRIVE-INかな。アルバムの中にはHip Hopのビートを取り入れた曲もあるんだ。

-また最初に買ったレコード、初めて行ったコンサートは何ですか?

M:最初に買ったレコードはGREEN DAYの『DOOKIE』。確か4年生くらいだったと思うけど、信じられないくらいスゴくエネルギーに溢れていて、それでいてキャッチーだと思った。このアルバムはずいぶん長いこと自分の中で印象に残っていた。最初に大きなショーに行ったのは'99年。アンソニー (ds)、 マット (g) 、そして俺とでセントルイスまでBLINK 182、MxPx、HOMEGROWNを見に行ったんだ。まだチケットの半券をとってあるよ。

-あなたがたはVagrantよりデビューするまではどのような下積み時代を送ってきたのですか?結成からデビューに至るまでを詳しく教えて下さい。

M:'98年からやってる。ブライアン(b)と俺は8年生の時、別のバンドでジャムってたけど、他の奴らがあんまり真剣じゃなかったから新しいメンバーを探すことにしたんだ。アンソニー(ds)とマット(g)は違う学校に通ってて、別のバンドでジャムってた。ある時、俺とアンソニーが遊園地で出会って、それから話すようになって、一緒にやることにしたんだ。1日目からすごくうまくいった。地元でライヴを始めて、地元以外でもいくつかライヴをやった。とにかく練習に練習を重ねて何年もかけて上達していったんだけど、1年ぐらい前に今のマネージャーに出会った。彼女がプロデューサーのマシーンに引き合わせてくれて、俺達はファースト・アルバム『SOUNDTRACK TO A HEADRUSH』を作った。いくつかオファーをもらった中から俺達に合ってると思ってVagrant を選んだんだ。

-Vagrantに送られてきたあなたたちのデモ・テープを聴いてレーベル・オーナーが惚れこみ、その後すぐにライヴを見てそのまま契約が決まったという話を聞きましたが、その時の気持ちを教えて下さい。

M:こんなことが起こったら、君達はどう思う?信じられないくらいすごい話だよ。Vagrantには俺たちの好きなバンドがいっぱいいてさ。なんかシュールな感じだね。

-歌詞についてなのですが、「人生で最低だった年のことを10のストーリーにしたもの」だということを聞いているのですが、もう少し詳しく教えて下さい。

M:このアルバムの歌詞は、俺達がアルバム用の曲を書いてた年に俺が体験したこと、考えてたことだよ。まず曲を書いて、それから家に帰って歌詞を書いたから、詞自体がそのまま音楽みたいに感じた。絶望と怒りに溢れてる。全部俺が当時感じてたことを映し出してるんだ。

-私はあなたたちの3曲入りEPは耳にしたのですが、EPはデビューしたてとは思えないほど完成度が高いですね!まだ、アルバム「SOUNDTRACK TO A HEADRUSH」は未聴なのですが、注目して聴いて欲しいという点はありますか?詳しく教えて下さい。

M:俺達はいろんな面を持ったロック・バンドで、対照的な曲も多いけど、そのすべてが俺達を映し出してるんだ。ヘッドフォンでホントにデカい音で聴いてくれ。そうしないといろんなイカした音を聴き逃すことになるぜ!

-またEPとはプロデューサーが異なるようですが、EPにもアルバムにも両方に入っている「You Can't Rape the Willing」、「The New Violence」は再度取り直したものですか?

M:取り直しはしてないよ。EPに入ってるのもアルバムに入ってるのも曲は同じだけど、アルバムのほうはフル・レングスにリミックスされてるだけだよ。

-1stアルバムのプロデューサーはWHITE ZOMBIE、PITCHSHIFTER、VISION OF DISORDERなどを手がけたMACHINEだそうですが、正直、意外に思いました。プロデューサーを選んだのはあなたたちですか?

M:マネージャーが引き合わせてくれたんだ。マシーンは俺たちのショーを見に来てくれて、一緒にやりたいって興味を持ってくれた。じっくり話をして、俺達のことを本当に理解してくれた。すごくエキサイティングだったよ。

-実際あなたたちの望んだアルバムになりましたか?

M:アルバムは思ってた以上の出来に仕上がった。俺達の演奏も良かったし、マシーンが素晴らしい耳を持つすごいプロデューサーだったからだよ。彼は将来、ものすごく評判のプロデューサーになるよ。