DISC REVIEW
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異色の国産フォーク・メタル BELLFASTの通算3枚目となる最新アルバム。2023年に創設メンバーを含む数名のメンバー脱退に見舞われるも、バンド存続を決断して新メンバーと共に再び動き出した彼等が出した答えは、本作の見事な内容が雄弁に物語っていると言えよう。流麗なツイン・ギターを軸とした正統派ヘヴィ・メタルに、ヴァイオリンとフルートによる哀愁を帯びたメロディが絡み合い、英語詞をドラマチックに歌い上げるスタイルは不変ながら、バラードからアグレッシヴなスピード・メタルに至るまで、音楽性の幅がぐっと広がった印象で、バンドの充実したクリエイティヴィティが如実に示されている。多くのメタル・ファンに聴かれるべき力作の誕生である。 井上 光一
