DISC REVIEW
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ヴォーカルやソングライティングだけでなく、ヴィジュアル面でもカリスマ性を発揮し、ヘヴィ・ロック・シーンのLADY GAGAとも謳われるフロントウーマン、Ash Costello。そんな彼女が率いる5人組ロック・バンド、NEW YEARS DAYの約5年ぶり5作目となるアルバムがこちら。今作は、コロナ禍を経てじっくりとアルバム制作に向き合ったと言うだけあって、パワフルな楽曲の勢いが見せ場となっているだけでなく、アルバム全体としてヴィジュアル・イメージが湧いてくるような、エモくてアートな作品でもある。ダークな要素とキャッチーで乗りやすいメロディが重なり合う、ほど良いバランス感覚。メタルもゴスもロックもポップも飲み込んだNEW YEARS DAYの最新形態を、じっくり味わうべし。 山本 真由