DISC REVIEW
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これまで全アルバムでプラチナム/ゴールド・ディスクを獲得し、名実ともにアメリカのヘヴィ・ロックを代表するバンドに君臨するSHINEDOWNの、約4年ぶりとなる新作。SFチックなSEから強烈なファスト・ナンバーのTrack.2で幕を開ける本作は、SHINEDOWNならではのグルーヴィな楽曲はもちろん、壮大なバラードのTrack.10やTrack.15、叙情的なTrack.11、ポップな側面も見せるTrack.14、終末の狂騒をアップテンポに鳴らすTrack.18など、多彩な楽曲を収録。随所に挟まれたロボットによる語りも、ディストピア的世界を警告する作品コンセプトを強化している。SEを含めて全20曲(+ボートラ)というボリュームだが、ぜひアルバムというパッケージで体感してほしい作品だ。 菅谷 透