DISC REVIEW
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HR/HMにロカビリーやパンクを合わせたようなオリジナリティ溢れるサウンドで人気のVOLBEATだが、今作は特にそんな彼らのハードな一面と、ポップでキャッチーな一面がしっかりと出ていて面白い作品となっている。ゲスト・ヴォーカルを迎えたトラックも、ポップ・グループ ALPHABEATの女性ヴォーカリスト、Stine Bramsenをフィーチャーした大衆性のあるロック「Dagen Før」、そしてメタル・バンド JUNGLE ROTのDave Matrise(Gt/Vo)がグロウルでゴリゴリに仕上げた「Shotgun Blues」という、彼らにしか表現できないようなレンジの広さ。ゲストを入れていないオリジナル・バージョンも収録されているので、聴き比べるとさらに楽しめるだろう。 山本 真由