DISC REVIEW
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前作『Forever』が高い評価を受け、SLIPKNOT/STONE SOURのCorey Taylor(Vo)に"ヘヴィ・ミュージックの未来"とも称されたCODE ORANGEの最新作は、さらに強靭でカオティックな作品に。ハードコアに軸足を置きつつ、過去作で垣間見えたインダストリアル・サウンドやホラーコア的なサンプリングも多用され、そこにJami Morganの煽り立てるVoが組み合わさったアンサンブルは攻撃性と重さが激増。その一方で、もうひとりのメインVoであるReba Meyersがエモーショナルに歌い上げる楽曲など、キャッチーな要素も併せ持つ。あらゆるサウンドを飲み込み独自のスタイルを築いた彼らは、これからの10年を牽引するヘヴィ・アクトとなり得るだろう。 菅谷 透