DISC REVIEW
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匠の技が全編で爆裂する様は、極めて痛快無双。BULL ZEICHEN 88やRayflowerなどでのバンド活動に加え、鳴瀬喜博、村田隆行とのトリプル・ベース・ユニット、The Choppers Revolutionの一員でもあり、さらには幾多のアーティストのレコーディングやツアーにもひっぱりだこ状態のIKUO。8弦ギタリスト LedaとKenT(The Winking Owl/Dr)を迎えての今ソロ作で繰り広げるのは、ベーシストとしての凄絶且つトリッキーなプレイのみならず、優秀なコンポーザーとしての仕事ぶりや、ヴォーカリストとしての才能でさえもある。ついでに言えば、彼は人脈にも恵まれるイケメンでもあり......天は二物どころかいったい何物を与えれば気が済むのだろうか!? 杉江 由紀