DISC REVIEW
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待望の2ndフル・アルバムは、精力的なライヴ活動&リリースを続け、主催フェスも大盛況というバンドの1年半の快進撃をそのままパッケージングしたようだ。各楽器のプレイもダイナミックでありながら細やかになり、一抹の切なさを感じさせる甘酸っぱいメロディと柔らかいハイトーン・ヴォイスとのコントラストで感情の機微がドラマチックに彩られている。余裕を感じさせながらこれまでの鋭さは失わず、メロディック・パンクを基盤にポップ・パンク、高速ロック、バラード、ロカビリー、ハード・ロックなど様々な要素を自由にブレンド。今まで以上にハイブリッドで表情豊かなフォーリミを堪能できる。"我、見つけたり!"という意味を持つアルバム・タイトルに相応しい。来年2月の日本武道館公演への期待も高まる。 沖 さやこ