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DISC REVIEW

Late For Nothing

妊娠に伴って脱退したKrystaに代わって、新ヴォーカルCourtneyを迎えたメタルコア界の異端児、IWABO。メタルコアからジャズ、シンセ・ポップ等ぐちゃぐちゃに入り交ざった楽曲の中、変幻自在の歌唱法で一際存在感を放っていたKrystaの脱退は、バンドの音楽性に少なからず影響を与えただろう。ただ、新ヴォーカルCourtneyも負けず劣らず、妖艶なクリーン・ヴォーカルと超ゲロゲロな下水道ヴォイスを自在に操る、ブッ飛んだ才能の持ち主だ。相変わらず、ジャンルの壁を乗り越えやりたい放題やってる反面、アルバム全体の仕上がりとしては、過去作より相当まとまりがあり聴きやすくなった印象。これまで色モノ扱いだった彼らが、再評価される作品となりそうだ。 山本 真由