INTERVIEW
IWRESTLEDABEARONCE
2011.10.11UPDATE
2011年10月号掲載
Member:Steven Bradley(Gt)
Interviewer:米沢 彰 Translator : Yuga
-『Ruining It For Everybody』の日本でのリリースおめでとうございます。日本盤が出るのは日本での人気のバロメーターでもあると思いますが、今のお気持ちは如何ですか?
ニュー・アルバムがやっと日本でリリースされることに物凄く興奮しているよ!俺たちの友達のDoom Patrol(以前の日本国内のレーベル)が他の2作をリリースしたけれど、この前のツアーは信じられないくらい素晴らしいものになった。日本はいつも俺たちにすごく良くしてくれるんだ!
-既に本国を始め各地でリリースされていますが、反応は如何ですか?
今のところ、前作が好きだったファンは今回のアルバムを気に入ってくれているみたいだよ。中には前作が大嫌いだったという人でさえもいるんだ。だから良い反応をもらっていると言えるんじゃないかな。前作からはすごく成長したと自分たちでも思っているし、たくさんの人が同意してくれて嬉しいよ!
-『Ruining It For Everybody』というタイトルと、あの誕生日ケーキをタバコで台無しにしているジャケットとが完全にリンクしていますが、その意味するところはどういったものなのでしょうか?
そうだよ。このカバーはアルバム・タイトルを象徴しているんだ。そしてそのタイトルというのは、このバンドが何をやっているかだよ......みんなのために色んなものを無茶苦茶にするんだ!
-今作でもKrysta(Vo)のキレキレのヴォーカルに変態的な曲の展開にテクニック満載の楽器隊とIWABOらしさ全開で、芯が全くブレていない点が聴いていて非常に気持ちいい感覚を覚えました。あなた方のサウンドは非常にオリジナリティに溢れていて個性的ですが、これはどのようにして生まれたのでしょうか?
正直言ってこれが俺たちが唯一作り方を知っているスタイルなんだよ!今回も何年も続けて来たものと同じスタイルだよ、少し良くなったかもしれないけれどね。
-Krystaのヴォーカルは、シーンの話題をかっさらった前作と比してもぶち切れた咆哮がキレを増し、クリーン・パートは更に艶を感じさせるヴォーカルへと深化していますね。これは主にツアーで鍛え上げた変化なのでしょうか?レッスンを受けるってキャラでも無いですよね?
俺たちの誰もレッスンを受けたことはないよ。でも今回のリリースで、絶対全員がすごく成長したと思う!たぶん何年も何年もやってきたツアーや練習のおかげだと思うよ!
-奇想天外な曲展開がどの曲にも盛り込まれていますが、曲作りはどのようなプロセスで進められているのですか?
いつも全員が変なアイデアを持ってるから、とりあえず試してみながらちゃんと曲になるようにしてるって感じかな。俺たちの作曲過程はかなり単刀直入だよ。みんなでアイデアをパソコン上で出して行って、あとはバンドで解決するって感じだよ。
-「Karate Nipples」や「Deodorant Can't Fix Ugly 」といった非常にユニークなトラック・タイトルが付けられていますが、これらの意味を教えて頂けますか?またどういった内容を歌っているのですか?
曲のタイトルはいつもただのバカな言葉だったり身内ネタのジョークで、歌詞には何の関係もないんだ。そして歌詞はKrystaが書く抽象的で個人的な内容だよ。
-メンバー全員が相当なテクニシャンですが、これまでにどういったアーティストから影響を受けてきていますか?
昔のホラー・ムービーや、MIKE PATTON、 Bjork、 REFUSED、 NIRVANA、 DEFTONES、 PORTISHEADとか...いろんなものから少しずつだね!
-リリース前に、ブラック・メタルに転向か!?ということでコテコテのブラックな写真を公開されて話題になりましたが、あれは誰の発案で何を狙ってやったのですか?
(カメラマンの)Jeremy Safferと俺があのジョークを思いついたんだ。ただみんなをだまして楽しみたかったのさ!俺たちはみんなアホだしあれは面白いアイデアにみえたからね。
-あのジョークへの周囲の反応はどうでしたか?
面白いと思った人もいたし、本当に怒った人もいたね...それに、あれがジョークだって分かった時はもっとたくさんの人がキレてたよ!あれはすごくおもしろかった。