DISC REVIEW
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アトランタ出身のヘヴィ・ロック・バンド。90年代後半の所謂NU-METALと呼ばれたシーンを牽引してきた重要なバンドで、日本のラウドロック・アーティストからも絶大なリスペクトを寄せられている。デビュー以来コンスタントにアルバムをリリースしており、今作で10枚目。彼らの集大成と言えるクオリティの作品だ。相変わらずダークなトーンで派手ではないのだが、一貫してドラマティカルな世界観に魅了されること必至。1曲1曲のめりはりがしっかりいるし、何よりも歌のメロディとシャウトが充実している。オススメは、インダストリアル的なアプローチでワウを巧みに使用している「Cold As War」。アコースティック・ギターの音色が郷愁を誘う「Got A Feeling」も素晴らしい。 KAORU