DISC REVIEW
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前作『Dot of the Galaxy』から早1年。3枚目のミニ・アルバムがいよいよリリースされる。このリリースまでにバンドは大きな試練を経験してきた。アルバムのリリース延期、ツアー中のメンバー・チェンジなどなど―それらすべてを乗越え彼らはまた一段と成長したのではないだろうか。そんな彼らが放つミニ・アルバムだが、キャッチーでエモーショナルなメロディ・センスは健在どころかさらに磨きが掛けられている。また過去最高にバラエティに富んだ作品となっているが散漫にならず、6曲それぞれが独自の“色”を持ったオンリー・ワンな輝きを魅せている。メロディック・シーンが飽和状態となり、各々のバンドの真価が問われる時代へと突入してきたが、そんな中でも彼らは余裕綽々と生き抜いていくに違いない。TETU★KID