DISC REVIEW
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"今、一番日本で勢いのあるバンドは?"と聴かれたら、真っ先にこのバンド名が思い浮かぶだろう。昨年、日本武道館を瞬間でソールド・アウトさせ、2月にリリースしたシングルはオリコン・ウィークリー・チャート6位にランクイン、順風満帆すぎる程の成功を着々と手にしている。今作に収録されている楽曲はミドル・テンポな前作『アンサイズニア』とは打って変わって、バンドの勢いをそのまま表現したかのようなハイ・テンポで攻撃的なナンバーに仕上がっている。TAKAの声はエモーショナルさを増し、TORUのギターはよりソリッドに、RYOTAとTOMOYAの楽器隊が刻むリズムはさらにタイトに進化している。ONE OK ROCKは邦楽リスナー、洋楽リスナーの壁をぶち壊し、音楽のさらなる可能性を必ず見せてくれるはずだ。TETU★KID