MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

ONE OK ROCK

2015.02.10UPDATE

2015年02月号掲載

ONE OK ROCK

Member:Taka (Vo) Toru (Gt)

Interviewer:TETU★KID

-激ロックのインタビューはアルバム『残響リファレンス』以来なので、3年ぶりですね。

Taka:3年ぶりですか! 間空きましたね。

-激ロックってどういう印象持たれてますか?

Taka:アメリカでこういうハードコアとか、バンド・シーンの雑誌ってあるじゃないですか、Kerrang!とかAlternative Pressとか。そういう雑誌の本当の日本バージョンっていう印象ですね。もちろん日本でもいろんな音楽雑誌がありますけど、唯一ちゃんと僕らやSiM、coldrain、Crossfaithみたいなラウドロック・アーティストを本当にしっかりかっこよく載せてくれる雑誌というか(笑)。

-ありがとうございます。3年前と状況も変わって、海外でも通用するレベルの高い邦楽バンドが増えてきました。

Taka:最近はどうなんですか? やっぱ洋楽のバンドはちょっと減ってきているんですかね?

-洋楽バンドの数は減っていないし海外でのリリースは減っていないと思います。ですが日本を巻き込んでヒットしているバンドが少ない印象はあります。

Taka:なるほどね。最近Warped Tour回っても知らないバンドばっかりだったもんな。

-今TwitterとかFacebookとか昔よりもSNSが発達してきて、調べようと思えば調べられる洋楽のバンドもいっぱいいるのに、調べない日本のロック・ファンが多いですね。

Taka:"洋楽離れ"ってやつですね。

-簡単に言うとそうですよね。でもそんな中でも激ロックの読者にはしっかりした洋楽ファンがいるので、このインタビューでONE OK ROCKのことを洋楽ファンにも伝えていけたらと思います。最近の動きとしては海外ツアーが多かったですが、いかがでしたか?

Taka:これだけ自分たちを待っていてくれた人がいたのか!というぐらい、去年はいろんな国にも行かせてもらったし、そこでもらうエネルギーだったり、その国独特のパワーはやっぱりすさまじいものがありましたね。それを感じて自分たちもやっと次のステージが見えてきたって感じがしますね。

Toru:やっぱり海外にライヴに行って経験できるものがいっぱいあったんで、ひとつひとつ面白かったし、もちろん日本でもいろんなところでライヴやってきましたけど、それとはまた違う新しい向こう(海外)のノリもそうだし、待ってくれてる人にびっくりもしたし、僕らも刺激がたくさんありました。待ってくれてる人がどこの国にもいて、心から僕らの音楽を観に来てくれてるってものすごい感じました。

-色々回られていましたが、どこが印象に残っていますか?

Taka:フランスは今回のツアーではビビるぐらい規模が大きかったので。

-フランスは2回目ですよね?

Taka:はい。4千人?

Toru:はい、3~4千人。場所はライヴハウスっていうか、小さめのホール、アリーナみたいな感じのところなんですけど、それでも結構デカくて。

Taka:あれはちょっとびっくりしましたね。どうなってんだろう?僕らももうよくわからない。CDも出してないのになんでこんなに知ってるんだろう?って感覚ですよね。しかも観客がみんな年下なんですよ。10代の子。

-日本に生まれて、日本でやっていたバンドの音楽が遠く離れた国の人に届いて、そうやって生のリアクションを受けたことによって何か変化はありましたか?

Taka:やっぱり全然変わりましたね。今現段階で言うと、インターネットが普及して、この日本という国で曲を作ってレコーディングして、メンバー4人とスタッフ含めた中で決めたことが世の中に広まって、いろんな人たちに届いて今があるんですけど。なんか自分たちの感覚次第ではもっとすごいことになるんじゃないかなって改めて思いましたね。僕たちの知らないところでこの波が起きているのであれば、それをわかったうえで今度は僕たちから波を起こせるんじゃないか、それを起こせたらもっととんでもないことになるんじゃないかって本当に強く感じました。それは前回の、映画にもなってるドキュメンタリーのツアーが終わった辺りから強く感じました。

Toru:ここまでバンドとしての規模がデカくなってるんだなって実感もあるし、よりまた新しく上を目指せるというか。海外でライヴをしていろんなバンドとも出会えたし、そのバンドが持っているひとつひとつのものが俺らにとってすごい刺激になった。そういうものやバンドや音楽と出会えたことでバンドとしても成長できたし、音楽にもっと情熱を持てると感じさせてくれたし、触発されてよりかっこいい音楽作りたいなって思って、もちろんアルバムにもそういう思いが表れていると思います。やっぱり生でライヴを感じて、いろんなものが変わっていくのを肌で感じられたことは本当に大きいと思います。

-去年はWarped Tourも回りましたね。どれぐらい回ったんですか?

Taka:半分かな?

Toru:半分だから1ヶ月半ぐらいかな?

-Warped Tourといえば過酷なツアーだと聞いていますが、いかがでしたか?

Taka:いや、実際はまったく過酷じゃなかったですよ! 全然余裕で、辛いと思ったことはなかったですね。みんなが言ってたより全然余裕でした。どっちかというとヨーロッパ・ツアーの方が辛かったですね。