DISC REVIEW
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2003年にデビューしてから6年の間に4枚の作品を世に送り出し、シーンでの地位を確立したにもかかわらず2008年に突如解散したLIGHT THIS CITYのラスト・アルバム。解散から3年余りを経て日本盤がリリースという異例の事態だが、本作はそんな流れも納得の完成度を誇る、埋もれた名盤のうちの一枚と言っても過言ではないだろう。スラッシュ・メタル、ハードコア、デス・メタルなどの幅広い音楽性を取り入れたオリジナリティ溢れるメタルコア・サウンドの上に紅一点の女性シンガーLaura Nicholの迫力あるデス・ヴォイスが全曲通して冴え渡る。女性ヴォーカルのメタル（通称：嬢メタル）好きならずとも、幅広いメタル・ファンに刺さる埋もれた名盤だ。米沢 彰
