DISC REVIEW
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シアトル出身、日本でも根強いファンが多いバンド、AIDEN。今作は4枚目のフル・アルバムだ。彼らの作品はアメリカ本国では前作同様「VICTORY RECORDS」からのリリースのため、日本盤がリリースされる望みはほとんどないのは本当に残念だ。彼らは特に演奏が巧いわけでもない(どちらかといえば下手)。ルックスが良いわけでもない。派手なゴシップがあるわけでもない。それなのにみんなから愛されるのは、AIDEN独特の不器用だが親しみやすいメロディにあるのだと思う。そんな彼らならではのメロディが今作でも期待通り満載なのだから決してファンは裏切られることはないだろう。欲を言えばAIDENらしさを残しながらももうちょっと冒険してみても良いかも。 ムラオカ