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INTERVIEW

KNOCK OUT MONKEY

2017.07.03UPDATE

2017年07月号掲載

KNOCK OUT MONKEY

メンバー:w-shun(Vo/Gt) dEnkA(Gt) 亜太(Ba) ナオミチ(Dr)

インタビュアー:荒金 良介

KNOCK OUT MONKEYの3rdフル・アルバム『HELIX』は、去年から今年にかけてライヴ三昧なバンドの熱きテンションを密封した会心作と言っていいだろう。5thシングル表題曲「Do it」とカップリング曲「Jump」を含む全11曲。今作は最初から最後までフルスロットルで飛ばした、情熱迸るロック・サウンドがぎっしりと詰まっている。ラウド、パンク、レゲエ、エモ、メタルなど多彩なジャンルを血肉化させた芯の太い演奏力にただただ圧倒されてしまう。"瞬間瞬間を生きてる気がする"というメンバーの発言からも充実度が伝わってくる今作について、メンバー全員に話を訊いた。

-今、ツアーの真っ最中ですよね。ヒステリックパニック、ROTTENGRAFFTY、PassCodeとの対バンを終えたばかりですが(※取材日は6月6日)、感触はどうですか?

w-shun:すごく楽しかったです、3本とも空気が全然違ったから。自分たちが冠のツアーではあるけど、ライヴはすげぇ人たちとしかやりたくなくて。"わっ、やられるかもしれない"という空気の中でやりたいんですよ。これからもそういう対バンが続くけど、いいツアーになりそうだなと。瞬間瞬間を生きてる気がしますね。気を抜いたら、マジでやられちゃうんで。

ナオミチ:3組とも想像を超えてきたので、面白かったです。うかうかしていられないし、すごくいい刺激をもらえてますね。

-亜太さんはどうですか?

亜太:あえて強敵を選んでますからね。ROTTENGRAFFTYは先輩としてずっと観てきた存在だから、そこに自分たちがぶつかったら、どうなるかなと。ヒステリックパニックもラウド・シーンの中で存在感があるし、自分たちにはない突拍子もないことをやっているので。PassCodeはバンド・セットでやってもらったけど、楽曲はラウドだし......今ぶつかってみたい3組だったんですよ。

-なぜ今ぶつかってみたかったんですか?

亜太:う~ん、少し前だったら完全にやられてましたからね。今だから太刀打ちできるというネガティヴな発想じゃなく、今ぶつかったら、お互いにすごいことが起きるだろうなと。その光景を見たかったんです。

-dEnkAさんは?

dEnkA:リリース前のツアーですけど、特に3本目の渋谷CLUB QUATTRO公演は自分たちのロック感もよりいっそう高まって、燃え尽きちゃうくらいでした。

-なるほど。今作のジャケもそうですけど、今の灼熱モードにスイッチが入ったのはいつごろですか?

w-shun:去年の動きが大きかったですね、ライヴをずっとやってましたから。今までリリース・ツアーがほとんどだったけど、去年はリリースがなくてもツアーを組んだんです。それがすげぇ楽しくて。

-以前の楽しさとはまた感覚が違いますか?

w-shun:自分たちのライヴに自信を持てるようになったから、ライヴがさらに楽しくなったんですよ。今は結果をあまり求めないというか、先のことを考えなくなったことが大きいかな。メジャーに行ってからは、どうにかしなきゃと思いすぎていた部分があったので。根本は音楽が好きでやってるし、今回が燃えているとかじゃなくて、ずっと燃え続けなきゃいけないと。これがデフォルトじゃないと、上で闘うことは無理だから。

-何かそれに気づく瞬間でも?

w-shun:何かがあったわけじゃないけど、人のライヴを観て感動したりとか、いいライヴをたくさん観てきたから。それが刺激になって、負けたくない! という気持ちが芽生えたのかもしれない。

-今作はKNOCK OUT MONKEYの高ぶる衝動や凄まじい爆発感が真空パックされてますね。

w-shun:これをデフォルトにするのは大変かもしれないけど、それをやって死ぬわけじゃないから。ロックって、姿勢を含めてそういうモードに入ることじゃないかと。今回は制作期間も短かったので、バランスを取ることもあまり考えなかったですね。

-制作はいつごろから始まったんですか?

w-shun:去年の11月に『Do it』を出してからですね。それから明確に見えだして、ライヴ自体も"ギャーギャー!"言い出したから、"ギャーギャー!"言うような作品を作ろうと(笑)。で、今回は久しぶりに夏のリリースなので、以前に夏リリースでこぼれた曲があって、それがずっと頭の中に残っていたから、この機会にもう一度掘り出そうと。そしたら結果、11曲になりました。

-以前に作った曲で夏のリリースに漏れたのはどれなんですか?

ナオミチ:「cloud 9」(Track.6)、「Burning」(Track.9)はそうですね。

w-shun:作った時期はバラバラなんですけどね。改めて聴き返しても、古臭く聴こえなかったから。

-えぇ、むしろ全曲同じ時期に作ったようなテンション感ですね。

w-shun:そうですね。あと、今だからこそ、もう一度うまく味つけできるんじゃないかと思ったんですよ。今回はセルフ・プロデュースにもチャレンジしたので、やりたいことをやれました。

-「cloud 9」、「Burning」は当時とかなりアレンジは変わりました?

ナオミチ:「cloud 9」は爽やかな曲調だったので、「Louder」(Track.1)、「Do it」(Track.10)と並べたときに、ちょっと爽やかすぎるなと。で、"ギターはメタル要素を出して"とdEnkAにお願いしたので、よりソリッドになりました。「Burning」に関してはほぼ変わってないですね。

dEnkA:イントロのギターは少しだけ変えたけどね。

-「cloud 9」はいい意味で裏切られるとんでもない曲展開です。

w-shun:サンバ・メタルをやってみたら、どうなるかなと(笑)。レゲエ、ソカもよく聴いていたけど、それはほかのバンドもやっているから、ちょっと違う味つけをしたくて。ブラック・ミュージック的なグルーヴのノリにロックをハメたら、どうなるかなって思ったんです。結果、自分たち流に仕上げられました。