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INTERVIEW

HIBRIA

2009.12.01UPDATE

HIBRIA

Member:Iuri Sanson (Vo) Abel Camargo (Gt)
Diego Kasper (Gt) Marco Panichi (Ba) Eduardo Baldo (Dr

Interviewer:ムラオカ

-まずは結成した経緯を教えてください。

Marco Panichi(以下M):Abel Camargoは共通の友人を通して知り合って、Iuri Sansonは別のバンドで歌っていたのをフェスティバルで見て声をかけて、Eduardo BaldoはMarcoと同じ学校で勉強していて、Diego Kasperはかつては俺たちのローディだったんだ。

-ファースト・アルバムのリリースの前に『Metal Heart』というデモCDを作っていますね?それはドイツのメタル・バンドのACCEPTの影響でしょうか?

M:素晴らしいタイトルだと思って付けたんだけど、その当時はヘヴィメタルは死んだというように言われていたから、自分たちはそんなことは関係ない、ヘヴィメタルが大好きなんだという思いで付けたんだよ。

-あなたがたの世代的にはピュアなヘヴィメタルよりKORNとかlimpbizkitなどのラップメタルだとかミクスチャーが流行していた時期でのデビューだと思うのですが、そういった流行っている音楽には見向きもしなかったのでしょうか?

M:俺たちはラップメタルには全く興味がなくて、ピュアなヘヴィメタルがやりたいと思っていたし、逆にそういうニューメタルなバンドを聴くようになったのはここ2年くらい前からかな。

-主にどういったバンドの影響を受けていますか?

ALL MEMBER:JUDAS PRIEST、IRON MAIDEN、MEGADETH、OZZY OZBONE、DEEP PURPLE、SOILWORK、CRIMSON GLORY・・・たくさんのクラシック・メタル・バンドから影響を受けているよ。
CRIMSON GLORYはファースト・アルバムでカヴァーも披露しているよ。 

-先ほど、ヘヴィメタルが死んでいた時期があったというようなことをおっしゃっていましたが、日本に伝わってくるブラジルのメタル・シーンは常に盛んで栄えているというイメージを持っていたのですが。

M:ブラジルでもアメリカと同じような状況になっていたよ。

Diego Kasper(以下D):コンサートの数を考えると、俺たちが活動を始めた頃のヘヴィメタル・バンドのコンサートの数は少なかったよ。

M:95年から05年の間っていうのは人々がヘヴィメタルに興味を失っていた時期っていうのがあって、そういう点はブラジルもアメリカと同様なんじゃないかな。最近またメタルへの興味の度合いも高まっているし、コンサートの数とかCDのリリースも増えているよ。

D:IRON MAIDENのようなビッグなバンドにとってはいつでも好調に活動していたけどね。小さいバンドにとっては厳しかったね。

-日本ではブラジルのピュア・メタル・バンドとしてはANGRAが頭ひとつ飛びぬけて有名なのですが、ブラジルのピュア・メタル・シーンを牽引しているのは彼らなのでしょうか?

D:確かにANGRAが長い間シーンをリードしてきたバンドだということは確かだけど、今ではそこまでではないかな。というのもブラジルのオーディエンスの好みが以前に比べもっとヘヴィなものの方向に向かっているからね。確かに以前はANGRAのようにキーボードを入れたり、ANGRAのようなアレンジを行っているバンドが多かったんだけどね。
ただしANGRAはブラジルではミュージシャンとして高く評価されていて、メタル・シーンに限ってではなくあらゆるシーンのミュージシャンから支持されている存在だよ。

-HIBRIAはANGRAに比べるとだいぶヘヴィですね。HIBRIAという存在は新たなブラジルのメタル・シーンに登場するべき必然だったのかもしれませんね。

M:自分たちはヘヴィなサウンドが好きでやっているのであって、最近のメタル・シーンの傾向に合わせてやっているわけではないんだけど、シーンの求めているものと合致しているのは事実だろうね。

話は変わりますがLOUDPARK09で今年二度目の来日となりましたが、LOUDPARK09のオファーがあったとき皆さんはどんなお気持ちでしたでしょうか?

D:こんなに短期間でまた日本に戻って来れるなんて全く信じられなかったよ!

M:めちゃくちゃ驚いたよ!!

-HIBRIAより歴史あるバンドがもっと小さいステージで演奏していたりもしていましたが、HIBRIAはかなり良いポジションでの出番だったのではないでしょうか?

D:メイン・ステージでプレイできたことは名誉なことだし、大勢のオーディエンスに見てもらえるチャンスだし、HIBRIAを観に来てくれたファンにとっても他のバンドを観るチャンスになったと思う。HIBRIAを観たことがないけどちょっとチェックしておこうかといった人にも観るチャンスになったんじゃないかな。反応もすごく良かったと思うよ。

M:メイン・ステージで演奏することがいいとは限らないけどね。早い時間帯でプレイしなきゃいけないってこともあるしね。

D:早めの出演順だったからもしかしたら誰もいないんじゃないかなって思ったけど、大勢の人たちが来てくれていてホント良かったよ。