MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

HIBRIA

2013.06.20UPDATE

2013年06月号掲載

HIBRIA

Member:Abel Camargo (Gt) Iuri Sanson (Vo)

Interviewer:藤崎 実 Translator:Yuga

-2年振りのニュー・アルバム『Silent Revenge』がリリースされましたが、勝負作ともいえる本作の手応えは如何ですか?

Abel Camargo(以下A):"ミッション完了!"って感じかな。すごく良い予感がするよ。ミュージシャンとして、メタル・ファンとして誇りに思えるアルバムを作ろうと全力を尽くしたんだ。俺たちはいつも、自分たちの好きな要素は残しながら、毎回新しい要素を加えようとしてるんだよ。『Silent Revenge』で俺たちの音楽は全く新しいレベルになったと思うし。ライヴで演奏するのが待ちきれないよ!

-ニュー・アルバム『Silent Revenge』のコンセプトについてお話いただけますか?

A:俺たちは毎回歌詞を書く前に曲を書くんだ。『Blind Ride』をリリースしてからもっとヘヴィでアグレッシヴなものをやった方が良いと感じたんだ。そしてアルバムのコンセプトには歌詞がとても重要な役割を担っているよね。そして今回"The Secret In Their Eyes"(アカデミー賞受賞、2012年、Best Foreign Language Film、アルジェンティーナ)という映画を提案したんだ。この作品はとても暗い雰囲気を持っていて、歌詞を書くのにすごく良いインスピレーションになると思ったんだ。

-新メンバーであるRenato Osorio(Gt)とのレコーディングは順調に進みましたか?

Iuri Sanson(以下I):完璧だよ!Renatoは素晴らしいギタリストでプロデューサーなんだ。彼とのレコーディングはとても楽に進めることができたし、HIBRIAはこれまで以上に最強だよ!今俺たちがしたいことは、できるだけたくさんのライヴをして世界中の観客にこの新譜『Silent Revenge』を知ってもらうことかな!

-前作に比べ、スラッシュ・メタルの要素やギター・リフの比率が増えたと感じました。意識しての変化だったのでしょうか?

A:君は正しいよ。意識しての変化とは言わないけど、それはまさに俺たちがやりたかったことだよ。俺たちの音楽がどうあるべきだとか指図する人は誰もいないから、本当に自由に好きなことをやっていると感じているよ。HIBRIAはどんどんヘヴィになっていって、また俺たちのやり方でやり始めたって感じだよ!このアルバムはカッコいいリフでいっぱいの、今まで以上にアグレッシヴな作品だよ!

-ドラマティックなパワー・バラード曲「Shall I Keep Burning」が興味深いです。以前に比べ、よりメロディアスに回帰した印象を受けます。

I:ありがとう!そういってもらえてとても嬉しいよ。これはとてもヘヴィでゆっくりな曲で、メロディはバラードでとても重要な役目を果たしているよね。しかも君が言ったようにドラマティックな曲なら尚更。この作品はキャッチーなメロディや美しいヴォーカル・ラインでいっぱいだよ。気に入ってくれると嬉しいよ!

-アルバム・タイトル『Silent Revenge』の持つ意味と、このタイトルを選んだ理由を教えて下さい。

A:『Silent Revenge』はこれまでの俺たちのキャリアの中で1番怒りに満ちたアルバムで、アルバム自体やタイトルの持つ意味は映画"The Secret In Their Eyes"にインスパイアされた歌詞に深く関係があるんだ。そしてこのタイトルはこの歌詞とアルバムの持つ暗い雰囲気を繋ぐのに完璧だと思ったんだよ。このアルバムのルーツは"Silent"と"Revenge"だよ。その2つの単語が俺たちの気持ちをうまくまとめてくれるんじゃないかな。

-日本盤ボーナス・トラックについて教えていただけますか?

I:俺たちの愛する日本のファンのためにボーナス・トラックを作る機会は今回が初めてだったんだ。最初のアルバム『Defying The Rules』以来日本で俺たちを成功させてくれた要素を全部ちゃんと含んでる曲だと思うよ。これは俺たちの献身的な日本のファンの皆へのメッセージでもあるんだ。"1番最初からサポートしてくれてありがとう!"というね。

-楽曲制作時に意識していることなどはありますか?

A:どの曲もライヴでうまくいかないと意味がない。それが俺たちにとって1番大切な特徴だと思う。HIBRIAは"ライヴ・バンド"なんだ。俺たちをステージ上でヘドバンさせたり走り回らせるような曲を演奏したいんだ。1番努力が報われたと感じる瞬間は、ステージと客席でそのエネルギーを共有することだよ。だから曲はみんなライヴでパワフルじゃないといけないんだよ。

-熱いステージとテクニカルな演奏を両立させていた"LOUD PARK 12"でのパフォーマンスは素晴らしかったです。ベスト・アクトだったと評価する声もありますが?

I:インスパイアされる素敵な言葉をありがとう!それを聞いて物凄く嬉しいよ! LOUD PARKは素晴らしい人たちがオーガナイズする最高のフェスティバルだと思うよ。だから俺たちが最低限できることは、ステージ上でベストを尽くすことだけだったんだ。そんな中でみんながベスト・アクトだったと思ってくれたならとても光栄だよ。