Report : 吉野将志
LOUDPARK史上最年少メタルバンド、BLACKTIDEの登場!! メンバー全員10代、フロントマンのガブリエルに至ってはなんと15歳。そんな若者たちが高々に鳴らすのは、なんとGUNS N’ ROSESやIRON MAIDENなどに代表される80年代のロックサウンドである。ロックの黄金期を知らない彼らの鳴らすロックサウンドが熟年メタラーや新世代メタラーたちの待つフロアに果たしてどのように響き渡るのか・・・。
暖かい拍手に迎えられて登場し、「Black Abyss」でライヴスタート!!切り裂くようなギターリフに、躍動するベース、音に輪郭を与えるドラムビート。荒削りだがとても全員10代とは思えないほどの演奏スキルである。ただ気になったのはカブリエルのヴォーカル。1オクターブ低いラインで歌っておりとても残念であった。ライヴ後のインタビューで明らかになったことだが、どうやら彼らはかなり久しぶりのライヴだったらしい。そうこうしているうち、荒れ狂うギターリフが名曲「Shockwave」の始まりを告げると会場からは大声援。ドラムビートが刻まれ始めたその瞬間から、前線を張っていた新世代メタラーはモッシュ・ダイヴ、後方に控えていた熟年メタラーは長い髪を縦横無尽に振り回していた。
ライヴ中盤になると、彼らのルーツであるIRON MAIDENの代表曲「Prowler」が演奏される。これには熟年メタラー大興奮。大画面に映し出されたあどけない笑顔を見ていると、何よりもステージにいた彼ら自身が一番楽しんでいるように見えた。彼らのフェイバリットソングを演奏したこと、またその反応がよかったこともあり、ステージ側のエンジンもかかってきたようだった。その勢いのまま畳み掛けるのかと思いきや、「Give Me A Chance」や「Live Fast, Die Young」など緩急のついた選曲でフロアのテンションをコントロール!!
ベースのザックが興奮のあまり上着を脱ぎ捨てたり、MCで「FU○K」を連発したりと、ステージ上のテンションも準備万端な様子。そんな中に美しいピアノの旋律に乗せられる哀愁漂うギターリフが印象的な「Light From Above」でフロアもラストスパートを迎える体制が整っていき、ついにお約束のラスト「Warriors Of Time」が演奏される。「ウォーウォーォォーー」とステージ・フロアが一体となり大シンガロング!!テンポアップすると同時にまずは新世代メタラーが先陣を切りモッシュ・エンド・ダーイヴ!!それに負けじと熟年メタラーもこれまでもかとヘドバンで応酬!! どこか懐かしくもあり新しくもある彼らの音楽性が世代を超えて届いたことを目の当たりにして感慨深い気持ちになった。(吉野将志)
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