LOUD PARK 08特集｜MESHUGGAHライブレポート！！

Report : ＡＫＩЯＡ

遂にこの時がやってきた！！もう十年以上もキャリアがありながら、未だ来日が無かったことも信じられないが、同じようにあのMESHUGGAHをこの目で拝める時が来たこと自体もまた信じられない。文章が既に変だが、要はMESHUGGAHの初来日というのはそれぐらいの出来事なのだ。

SEをバックにメンバーが入ってくる。やべぇ！！意味も分からずに鳥肌が立ってくる！！とか思ってたら曲が始まった。ん？なんだこの曲？音が織り交ざったような感じで曲がよく分からない。サビまできて初めてPerpetual Black Secondだと分かる。後のインタビューでTomasｍが語っていたが、音出しリハ無しでショーを始めたとのことなので、音響がMESHUGGAHの音域にすぐに合わせきらなかったのはしょうがないかもしれない。モニターが上手く行っていないのか、Jensは歌いづらそうだ。。。

２曲目は激ロッカーにもお馴染みのBleed！音源そのまんまの独特の音質がアリーナを支配する。この曲はヤバイ。ランダムとしか言いようの無いギター＋ベースの刻みとバスドラの独特のリフが完璧に合ってる。こんなレベルで音源を再現するなんて。。。この人らマジでヤバイ！！３曲目辺りから、これまでチグハグだった音響が少しずつ合い始めてくる。これもフェスならではの現象か。ゆったりとした独特のミドルテンポに合わせて全メンバーが頭を振っているのだが、これが合っていない（苦笑）2拍で頭を振ったり、4拍で振ったり、表で振ったり、裏で振ったり・・・。リズムの捉え方がそれぞれ異なっているのに出てくる音は合ってる不思議。もう！理解できない！！

ライヴで見ていると、MESHUGGAHの曲はそのどれもが構成に優れていると感じさせられる。静かになってからアゲてみたり、不思議な浮遊感のシンコペーションノリから分かりやすいリズムに移行したり、とにかくめまぐるしく展開され、聴いている側はラリってしまうというか、まあそんな不思議な感覚で異常に気持ち良くなってくる。フロアで頭振ってたら多分イってしまうんじゃね？とにかく、見る前はMESHUGGAHのライヴはノリにくそう、取っ付き辛そうという先入観があったけど、実際はそんなこと全く無かった。上から見ていて、フロアの最前線はものすごいカオス状態のようだったが、あの盛り上がりが全てを表しているのだろう。不思議ビートだけどノリやすい、上がりやすい、イキやすい。３拍子揃った素晴らしいバンドです！（なんのこっちゃ）

とにかく、MESHUGGAHの初来日は大盛り上がりで幕を閉じた。今回のショーを見て新たなファンも獲得したことだろう。またの来日が楽しみでしょうがない。最後に、あんなに難解なリズムなのに、照明がほぼ完璧にリンクしてた。絶対に照明オペレーターはMESHUGGAHファンだろ！！いい仕事ありがとう！あの照明が盛り上がりの一翼を間違いなく担ってたよ！！（ＡＫＩЯＡ）