Report : KAORU
大トリのMOTLEY CRUEを控えて、会場はスタンドが一面埋め尽くされいる。 対照的に、フロア前方は少し少なめの人数だが、LOUD PARKの客層はメタル好きが大半なので、それは仕方ないことなのだろう。
Josh Toddが飛び跳ねながら登場すると、一気に歓声が沸き起こる。黒いシャツの胸をはだけさせて、赤いスリムなパンツを身に纏い、引き締まった身体一面にTATOOをほどこしているグラマラスなロックンロールヒーロー。文句なしのかっこよさだ。 一曲目はファーストアルバムから「Dirty Mind」。Keith Nelsonのギターは、先ほどまでのライブでは聴くことが出来なかった、ブルージーで渋みのある、深くいい音を鳴らしてくれている。
そして四曲目にして、大ヒットナンバーの「Lit Up」が来るとは全然予想していなかったので、とても嬉しい驚きだ。曲の途中に「Cocaine!」コールが起きたのも、とても楽しかった。何万人もの人々に、違法薬物の名前をコールさせるなんて、ロックンロールのライブ以外には有り得ないではないか。続いて最新作から「Rescue Me」、「Don’t Go Away」が続けて披露される。KeithとStevie Dによるツインギターの絡みもとても心地よく、Xavierのドラムもとてもヌケていて気持ちがいい。Jimmyのベースも太くパワフル。バンドとしての熟練した演奏力をまざまざと見せてくれた。
「Next To You」では曲の世界観の表現のうまさに圧倒された。これはBUCKCHERRYの前に出演したBULLET FOR MY VALENTINEと比較しても、圧巻である。 ラストに、PRINCEの名曲中の名曲、「Sexy M.F」の一部が挿入された「Crazy Bitch」で、腰くだけのうねるグルーヴでフロアを踊らせ、ライブは終了した。
「ロックはセックス出来ないけど、ロックンロールはセックス出来る。」とは、ギターのKeith Nelsonが激ロックインタビューの際に語ってくれた名言だが、その言葉の意味がとてもよくわかる、グラマラスなロックンロールのライブであった。それと同時に、最新作で繰り広げられていた感情豊かな曲の世界観に納得がいく、熟練された表現力のうまさに、バンドとしての大きな進化を感じた。これからもBUCKCHERRYは独自のロックンロールで、キッズと、ロックン”ロール”を求める大人たちと、たくさんの女の子達をノックアウトし続けていくことだろう。(KAORU)
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