Report : KAORU
会場内は、MACHINE HEADの時とはちょっと違い、かなり若い客層が目立っている。今年一番のメタルアンセムといっても過言ではない「Scream Aim Fire」は、古き良きオーセンティックメタルの精神性を踏襲しながらも、”エモ以降”の現代ならではの覚えやすい歌メロと、フック満載の構築美、フィードバックの効果的な使い方、ポップネスセンスは、現代のメタル御三家として語られるAVENGED SEVENFOLD、TRIVIUMの最新作と比較しても、特に賢く、頭一つ、いや二つは抜きん出たアルバムだ。筆者にとっては初めてのライヴ体験となるので、期待で胸が膨らんだ。
クラシカルなSEの後、メンバーが登場。一曲目はいきなり「Scream Aim Fire」! ただ、決め手である一番最初のドラムの部分が走り過ぎでちょっとずっこけてしまったが、ツインギターの絡みは絶好調で、ベースもきちんとリズムキープの役割を果たし、このファストな曲を支えている。フロアには早くも大きなサークルピットが出来上がった。
「Her Voices Resides」では、あの素晴らしいフィードバックが炸裂!リフを少し長めに引き、強調していた。そして個人的にとても大好きな「4 Words」へ。とてもドラマチックな曲だが、ライヴではあまりドラマ性は感じなかった。ライヴにおける曲の表現力の強化はこれからの課題になっていくのではないだろうか。もう少し演出してもいいいのかも?「Hands Of Blood」では、今までに見たことがないくらい大きなサークルピットが!!!まるで台風の渦のようなピットは、スタンドから見ているとあまりにも圧巻であった。
前に出演したMACHINE HEADも凄かったが、このピットには確実にMACHINE HEADの時にはなかった、キッズの無垢な若さのパワーが溢れていたように思う。「Hearts Burst Into The Fire」では、フロントメンバーが一斉にペットボトルを投げるというキメキメな場面もお目見え。
「もっとやって欲しいか!?巨大なサークルを作れ!もっと間を空けるんだ!」というMatthewの指示により、巨大な円が出来上がる。半径が何メートルあるのか想像がつかないほどだ。そして「Waking The Demon」が始まると、グルグルと無心にサークルを回るファンの顔に、スタンドからもわかるほど、元気に満ち溢れた、前向きなエネルギーと笑顔を見て取れることが出来た。この日のサークルピット大賞は、BULLET FOR MY VALENTINEであったのは確実だろう。
メンバーの立ち姿のかっこよさは本物。バンドとしてのヒーロー性を十分に感じることが出来たし、演奏も想像以上に良かった。 ファンやメディアの期待によって、”メタルの未来”を一身に担うことになった彼らであるが、その圧倒的な賢さを武器にサヴァイヴしていく頼もしい姿を、これからも応援し続けていきたい!(KAORU)
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