EVERY TIME I DIE、解散を発表| 激ロックニュース

EVERY TIME I DIEのフロントマン Keith Buckleyを除くメンバーである、Jordan Buckley（Gt）、Andy Williams（Gt）、Stephen Micciche（Ba）、Clayton "Goose" Holyoak（Dr）がバンドの解散を発表した。合わせてバンドのTwitter、InstagramなどのSNSも閉鎖されている。
　
昨年12月、バンドはKeithがメンタルヘルス上の理由でツアーの最後の3公演から離脱すると発表。それに対してKeithは "俺のメンタルヘルスがETIDよりも優先されなければならなかった正確な「理由」について、みんなに少し話す準備ができたと思う"とコメント。続けて、兄弟であるJordanが"ここのところバンド内でKeithを交代させようと話し合っている"と部外者へ話しているのを聞いたとし、"「良い人間であるために必要なことは何でもする」と決断したために、20年間築いてきたバンドから追放された"と述べた。
　
これを受け、バンドはKeith不在でツアーを終えるという声明を取り下げ、Keithを "EVERY TIME I DIEの重要な一部"と呼び、謝罪文を発表。その後、彼らは12月10日と11日に恒例の"Tid The Season"ホリデー・ライヴをともに行った。
　
本日、Andy、Jordan、Stephen、Gooseの4人が連名で発表した声明は以下のとおり。
　
"Andy、Jordan、Stephen、GooseのEVERY TIME I DIEでの最後の公演は、2021年12月11日だった。我々は、真実を説明する法的な声明に合意することを望んでいたが、今日、不正確な内容で構成され、一方の利益のために物語をコントロールする、相互に合意していないものが発表される予定であることを知らされた。
　
Keithとの直接のコミュニケーションは不可能であるか、彼自身によって一切のコミュニケーションを断たれているため、Keithとは一切連絡が取れていない。
　
EVERY TIME I DIEはこの5人のメンバーで、どんな変化も動じたり、受け入れたりしない。、率直に言って、新しいシンガーを迎えてバンドが継続するというのは、ゼロに等しい。
　
最後に、どんな形であれ、バンドを支えてくれたすべての人たちのおかげで、今の我々があるの。このような事態になったことは非常に残念だが、みんなのサポートと思い出を大切にしたいと思う。"
　

pic.twitter.com/rn79jTrNPP
— jordan buckley (@JordanETID) January 17, 2022

　
この声明を受けて、Keithは他の4人のメンバーとの分離に関する法的文書のスクリーンショットを投稿。それによると、彼は"書面か口頭かにかかわらず、また直接か間接かにかかわらず（ソーシャル・メディアなどを含む）、バンドまたは代表メンバーの職業上の名前、名声、イメージ、評判、慣習、行動を中傷、軽視し、何らかの形で批判する発言を直ちに停止すること"を命令されている。さらに、"当事者間で正式な署名入りの分離契約が結ばれるまで、バンドの名称、ロゴ、その他の知的財産の使用を直ちに中止し、停止すること"も言い渡されている。この文書は12月20日付で、Keithは12月27日までに返答する必要があると書かれている。
　

pic.twitter.com/Sp3EIN0maf
— keith buckley (@deathoftheparty) January 18, 2022

　
EVERY TIME I DIEは昨年10月に9thアルバム『Radical』を発表。各メディアの年間ベスト・アルバムにランクインするなど話題を呼んだ。
　
なお、自身のツアーで共演する予定だったUNDEROATHは、新たなサポート・バンドを後日発表することをアナウンスし、"俺たちはETIDとともに育ってきた。彼らと共に世界を旅してきたんだ。彼らが作った音楽が大好きなのはもちろんだが、彼らは俺たちの大好きな人たちだ。バンドとして、俺たちは常に彼らを讃えて（そして爆音で流して）きた。彼らは、音楽界に埋められることのない穴を残していった。ETIDよ永遠に。"とコメントしている。
　