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INTERVIEW

ギャロ

2025.12.29UPDATE

ギャロ

Member:ジョジョ(Vo) ワジョウ(Gt) ノヴ(Gt) アンディ(Ba) カエデ(Dr)

Interviewer:内堀 文佳

ダークな世界観を毒々しさとキャッチーさを併せ持ったサウンドで表現するバンド ギャロが、最新作『聖黒薔薇學院-青春-』をリリースした。青春、絶望、初恋、欲情、離別が交錯する残酷劇を描いた表題曲をはじめ、今回も彼等らしさが凝縮された3曲を収めた本作を携え、このたび2026年1月15日にSHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて初のホール・ワンマンとなる"ギャロ新音源発売記念単独公演『聖黒薔薇學院-初恋-』"を開催する5人。結成から16年という歴史を経た上で、さらに新たな挑戦を続けるメンバーたちにメール・インタビューを実施した。

-激ロック初登場ということで、バンドのご紹介をお願いします。

2009年5月結成、歌手 ジョジョ、六弦 ワジョウ、六弦 ノヴ、四弦 アンディ、太鼓 カエデ。

ジョジョ:我々は皆様が抱える"夢"を喰い尽くします。極上の悪夢へご招待いたしましょう。

-バンド名の由来を教えてください。

ジョジョ:イタリア語で雄鶏"GALLO"、魔導書"黒い雌鶏"から悪魔の意味を持ちます。

-メンバー皆さんの音楽的ルーツを教えてください。

ジョジョ:SEX PISTOLS。

ワジョウ:中学に入って間もない頃に母が突然"ゴルフのキャディになる"と言ってきたんですね。父もゴルフ好きなので喜んでいたのですが、僕は"いやいや素人がキャディなんてできるわけないじゃん~"なんて当時はよく鼻で笑ってたものです。LUNA SEAを聴いて育ちました。

ノヴ:姉の影響でSMAPを聴きながら歌って踊ってた記憶があります。

アンディ:ベースに関してはL'Arc~en~Cielから入り、その後はメロコアばかり聴いて育ちました。たまにミクスチャー等も聴いたりいろいろと聴いてました。

カエデ:バンドに対する初期衝動はLUNA SEAから貰いましたが自分は極めて雑食だと思います。

-作詞はジョジョさんが行い、作曲は各メンバーさんがそれぞれ手掛けられています。楽曲ができあがるまでのプロセスを教えてください。

ワジョウ:表題曲に関してはジョジョからイメージや参考資料等を伝えられて、そこに自分のニュアンスやアレンジを加えていくような感じです。なかなかというか全く要望通りにはできあがらないのですが、なんとかOKを貰ってます。

-最新作『聖黒薔薇學院-青春-』のリリースおめでとうございます。前作『BOOGEYMAN』(2025年4月リリース)から約7ヶ月ぶりの新作となりましたが、制作はいつ頃から始められたのでしょう?

ノヴ:7月に選曲会が有り、そこで曲が決まって8月からプリプロを行いました。

-発売から約1ヶ月半経過した今の感触はいかがでしょうか?

アンディ:何度かライヴで披露しているのですが皆様楽しそうなので感触は良さそうです。

-"聖黒薔薇學院-青春-"というタイトルの通り、表題曲の歌詞ではエログロな世界観が描かれていたり、衣装にも学ランやセーラー服が取り入れられたりしています。そんな本作が生まれたきっかけを教えてください。

ジョジョ:我々が描く新世界を表現するためにいくつかの選択肢から選びました。あるいは運命。

-作詞/作曲は、どのようなことを意識して行われたのでしょうか?

ジョジョ:青春、絶望、初恋、欲情、離別が交錯する残酷劇を描きました。

アンディ:自分の学生時代はどんな学生時代だったか、という部分を意識しながら作曲しました。個人的には上手く音で表現することができたかなと。

-サウンド/歌唱面、レコーディング時にこだわられた部分を教えてください。

ジョジョ:人生最大の準備に挑戦しました。

ワジョウ:ロックに、無理に現代的に味付けせずとにかくロックな感じに仕上げました。空間系のエフェクトもついつい使っちゃいそうなものですが、あえて使わず腕だけでニュアンスを出しました。ちなみにライヴではエフェクト使ってます。

ノヴ:ギターはもちろんなんですが、コーラスもこだわりを持ってメンバーみんなであれこれ言いながら録りました。

アンディ:基本的にレコーディングする期間が短いので、いかに早く終わらせるかという部分にこだわりを持っています。

カエデ:いつも歌うドラムを心掛けてます。今回はロートタムとピッコロ・スネアをチョイスしたのが功を奏したかな、と。あえて曲ごとに変えたりということもしませんでした。

-表題曲はMVも制作されています。こちらの見どころ、また撮影時のエピソード等もございましたら教えてください。

ジョジョ:便所。

ワジョウ:某学校で撮影したのですがフリマ? 的なイベントも同時に開催されていたので、おじいちゃんおばあちゃんに不思議そうな目で見ていただきました。

ノヴ:ジョジョと役者の子の絡み(?)です。

アンディ:見どころは全部です。いろいろと細かいところまで観ると新たな発見があるかもしれません。学校で撮影したので学生時代を思い出しました。なんなら少し学校の作りが似てましたね。

カエデ:学校、教室のセットで撮影したわけですが、懐かしかったですね。もう大人なので実は収納には収まってません。歌詞にリンクしたイメージ・シーンは常に見どころかと。

-2曲目の「VILLAIN-DEATH-」は、2024年にリリースされた『VILLAIN』に収録された「VILLAIN-JOKER-」、「VILLAIN-ZERO-」以来の"VILLAIN"を冠した楽曲になりますが、どのような繋がりがあるのでしょうか?

ジョジョ:"ZERO"過去、"JOKER"現在、"DEATH"未来。

カエデ:ギャロには"VILLAIN"以外にもシリーズ化されてる楽曲が多く存在していて、その匙加減はジョジョによるものです。例外もありますが、本曲は"VILLAIN"シリーズにするつもりはなく作曲しました。制作過程でSEを追加したりライヴ演出等で"VILLAIN"シリーズとして完成するイメージです。