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INTERVIEW

IRIE BOYS

2019.07.31UPDATE

2019年08月号掲載

IRIE BOYS

メンバー:Alan James Ishida(Vo/Djembe) Shinhong Park(Gt) Riku(Ba) ShinyonP2(Dr)

インタビュアー:荒金 良介

要注目のニュー・カマーと言っていいだろう。横浜発の4人組、IRIE BOYSが1stミニ・アルバム『I』を完成! カナダと日本人のハーフであるフロントマンのAlan James Ishida、在日韓国人で兄弟のShinyonP2&Shinhong Parkという多国籍メンバーが顔を揃え、"ウルトラネオエスニックバンド"なるジャンル名に決して引けを取らない強烈なサウンドを響かせている。彼らはジャンベを取り入れたユニークな音楽性を掲げ、リズムを強調したトライバルなロックは無二のオリジナリティを提示している。今回は初登場ということもあり、バンドの成り立ちから今作の魅力について、メンバー4人に話を訊いた。

-IRIE BOYSはもともとAlanさん、Parkさんが11年に立ち上げた前身バンド(QueenAfterRevenge)が始まりなんですよね?

Park:そうですね。横浜にクラブリザード(club Lizard YOKOHAMA/※2017年閉店)というライヴハウスがあり、俺はずっと横浜で育って、彼(Alan)は逗子出身なんですけど、そこでたまたま会ったんですよ。

Alan:俺は当時付き合っていた彼女のバンドを観にいきました(笑)。

Park:そしたらその彼女と俺の友達が一緒にバンドをやってて、そこでAlanを紹介してもらって、その1週間後には遊んだもんね?

Alan:うん。ひたすら喋って、そのときにバンドやろうぜって。

Park:とりあえずベースとドラムを見つけなきゃいけないから、友達を誘って4人で始めました。

-当時はどんな音楽性だったんですか?

Park:もう少しエモな感じかな。

Alan:俺は当時Pay money To my Painが好きで、スクリーモ/エモ寄りの音楽でしたね。

-それからP2さん、Rikuさんが加入した流れは?

Park:全国ツアーを組んだんですけど、その1ヶ月前にドラムが"俺、やめるわ"って。それで兄貴がドラム叩けるから声を掛けたんですよ。

-P2さんは、Parkさんのお兄さんでしたか。

Park:はい。すぐ電話して"飲みにいこうよ"って。そこで"ツアーが始まるんだけど、ドラムがいないから入ってくれない?"って。

P2:それからは怒濤でした。当時俺はバンド活動をしてなくて、ずっとデザイナーをやってましたからね。初ライヴは今思い出しても、ひどいドラムだった(笑)。

Alan:覚えてるよ。お客さんも1、2人しかいなくてね。

Park:で、Rikuはリザードでよく対バンしてたんですよ。

Riku:普通に仲良かったけど、俺も一度バンドをやめたタイミングでしたからね。

-Rikuさんはルックスがニューメタルっぽいですね、STATIC-Xのメンバーにいそうな感じ。

Riku:そのへんも大好きです(笑)。

Park:でもアフリカとかに行っちゃうタイプなんですよ。

Riku:大学時代にアフリカに行ったり、国際協力とか途上国の勉強をやったりして。で、改めてバンドに誘われたときは民族っぽい要素が入っていたから、僕もそういう音楽が好きだし、めちゃくちゃかっこ良くて、やりたいなと思って入りました。

-そして、2015年に現バンド名になったわけですが、この4人になって音楽性はまた変わりました?

Park:今もそうですけど、ずっと変わり続けてますね。メンバーみんないろんな音楽を聴くし、その中に共通するものもあるから。IRIE BOYSになってからはやりたいことがグッとまとまりました。ジャンベがあるから、リズミカルな曲も生まれるし、ライヴはウォール・オブ・デス、サークル・モッシュみたいなバンドでもないから。

P2:体感的にノれる気持ち良さみたいな。

Alan:そこはバンドで意識しているところですね。

Park:ハードコア、パンクの先輩もいたし、そういうバンドとの対バンも多かったんですよ。お客さんは勝手にノッてもらって、自分たちは爆発しまくるみたいな。

Alan:AT THE DRIVE IN、ASIAN DUB FOUNDATIONの2バンドをみんなで聴き始めて、今みたいな音楽になったところも大きくて。

-あぁ、IRIE BOYSの音楽に通じるところがありますね。

Park:BOREDOMSとかもお客さんがはちゃめちゃで踊ってるじゃないですか。モッシュしている人もいれば、後ろのほうで踊っている人もいる。ああいうイメージですね。

Riku:最近、DRY&HEAVYの"フジロック脱退ライヴ"(※"FUJI ROCK FESTIVAL '01"にてベーシスト 秋本武士が脱退を表明)を観て、みんな身体が動いちゃって、砂煙が上がるみたいな。

Alan:本能的にというか、無条件にアガるようなライヴをやりたくて。

Park:横浜は周りにジャム・バンドの人や、いわゆるGRATEFUL DEAD系の先輩もいるんですよ。"フジロック(FUJI ROCK FESTIVAL )"とかがわかりやすいと思うけど、激しいバンドからジャム・バンドまで出ているところで、そのどっちのお客さんにも観てもらえるライヴをやることが理想ですね。

-今のIRIE BOYSの音楽性になったのは自然な成りゆきなんですか? それとも、他とは一線を画した音楽をやりたい気持ちが強いとか?

Park:俺らの中では自然なんですよ。

P2:好きな音楽のジャンルが多いから、それを自然と落とし込んだら、こうなったという。

-メンバーひとりずつ音楽ルーツを聞いてもいいですか?

Alan:さっきも言いましたけど、ヴォーカルはPay money To my Painがきっかけで始めました。その後にINCUBUSを聴いて、ジャンベを取り入れようと。

-あっ、そこからの影響ですか。Brandon Boyd(Vo)はライヴでジャンベを叩きますもんね!

Alan:そうです。で、俺もやってみたいと思い、ジャンベを買いにいきました。

-311もライヴで、メンバーみんなで太鼓叩くパートがあったりしてアガりますからね。IRIE BOYSに関しては、ジャンベを取り入れているところがバンドの大きな特徴になってます。

Park:そうですね。大きな太鼓を入れるとか、もっと増やそうと思っているんですよ。

Riku:太鼓なんて鳴れば鳴るほどダイナミズムが出ますからね(笑)。