INTERVIEW
Jupiter
2019.04.02UPDATE
2019年04月号掲載
Member:KUZE(Vo) HIZAKI(Gt) TERU(Gt) DAISUKE(Dr)
Interviewer:荒金 良介
-「Straight into the fire」はミサ風のコーラスが入ってますよね。
HIZAKI:前のシングルが出たあとに作った曲で、"次はジャパメタみたいな曲を作ります"って誰かに言ってたんですよ(笑)。だから、半分ギャグみたいな感じで作りました。この曲はシンセが入ってなかったら80~90年代の日本のメタルみたいな感じで、それを自分たちらしく表現したんです。シンセがなかったらLOUDNESSやANTHEMがやってもおかしくない曲かなと(笑)。
-でもJupiterらしい曲に仕上がってますよね。
KUZE:この曲は人気が出ると思う。俺はメロディ・ラインとかが洋楽っぽいと感じたんですよね。特にAメロはあまり日本ではない感じだし、往年の洋楽風だったから。歌っても気持ちいい曲ですね。
-「No cry no more」の中盤で聴けるエレガントなピアノ・パートも良かったです。
HIZAKI:1曲ぐらいギターを休ませてくれよって感じだったから(笑)、唯一ギター・ソロがない曲です。KUZEさんが歌うとJupiterの曲になるんだなぁと再認識しましたね。
KUZE:この曲の歌詞は大変でした。バラードではないという話だったけど、メロディと曲の雰囲気はバラード風の歌詞がぴったりなんじゃないかと思って。レコーディングはあまり好きじゃないけど、この曲は感情移入できました。メロディが自分のツボなんですよ。泣きメロですからね。
すべてのメロスピ・ファンに聴いてほしいですね
-そして、ラスト曲「Zeus:Ⅰ.Legend Never Die / Ⅱ.Conversations with God」は11分台の大作で、これも素晴しかったです!
HIZAKI:毎回アルバムのラストに長い曲を入れるようにしているけど、まだ続くのかって曲ですもんね(笑)。
KUZE:歌い出しもキーがめちゃくちゃ高いですからね。限界よろしくのサビがみんな好きなんですよ。しょうがない、みんなが好きならやり続けますよ。
一同:ははははは(笑)。
KUZE:アルバムの中では一番Jupiterっぽいかなと。らしさがありつつ、新しい感覚でも聴けるから、すごくいい曲だなと。
TERU:すべてのメロスピ・ファンに聴いてほしいですね。歌い出しのサビでグッと心を掴まれるし、自分のプレイどうこうより、多くの人に聴いてほしい曲です。
DAISUKE:この1曲にすべて詰め込まれてる感じがしますね。前半は激しく、後半はバラードっぽいですから。それをライヴでも表現できたらいいなと思います。
-今作の歌詞は不屈の魂というか、"何があっても俺たちは突き進んでいくんだ!"という強い意志が込められた楽曲が多いですね。
HIZAKI:そうですね。"パーティーして一緒に楽しもう!"というより、現実的につらい状況にある人や苦しんでいる人に少しでも勇気を与えられたらいいなと。そのために自分も音楽をやっているんじゃないかと思います。
-今作のレコ発ツアー"Zeus Tour -JAPAN-"が5月にかけて行われていて、ヨーロッパ・ツアーも控えています。今後の展望について教えてもらえますか?
HIZAKI:1年後にまたアルバムを出せたらいいなと思ってます。今回は4年も待たせたので次は早く出したいなって。今は制作意欲も高いし、まだまだやれることがありますからね。