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INTERVIEW

FOAD

2018.04.13UPDATE

2018年04月号掲載

FOAD

Member:KSKN(Vo) KENT(Gt) MORIYA(Ba) HAYAO(Dr)

Interviewer:荒金 良介

横浜発の気鋭バンド、FOADがニュー・シングル『DIVE TO THE GROUND』を完成させた。昨年はWHILE SHE SLEEPSの台湾公演をサポートするなど、バンドとしてメキメキと力をつけてきた彼ら。今回の3曲入り音源は、今秋にリリースされるフル・アルバムの布石的シングルで、人気曲「CASCADE」のアコースティック・バージョンに加え、新曲2曲を収録。聴く者をいい意味で裏切り、作品ごとに進化を刻みつけているバンドの思惑は今作にきっちりと封印されている。野望を剥き出しに、よりスケール感を高めた楽曲群について、メンバー4人に話を訊いた。

-前作『SATURATION』(2017年リリースの3rd EP)を今振り返って、どんな印象を持ってます?

KSKN:バンドとして、やっぱり大きいところを目指したいという気持ちが強くて。前作も曲調的にスケールを大きくしたつもりだったけど、まだまだ小さかったから、今作はもう少し広がりがあるものにしたいなと。そのうえで、ライヴや活動もさらにスケールをデカくしたいと思うようになりました。

-そう考えるようになったのは何かきっかけでも?

KSKN:去年何本か4桁規模の会場で演奏する機会があったんですが、そこで前作の曲を演奏してみて感じたことですね。それで、いろんなライヴ動画を観たんですよ。ONE OK ROCKとかCrossfaithとかはでっかい会場でやってるじゃないですか。そういう映像を観て刺激された部分は大きいですね。

HAYAO:Crossfaithの映像はめっちゃ観ましたね(笑)。それでバンドの音だけじゃ限界があるんじゃないかと思ったんですよ。今回は同期を入れたりして、いろいろ試しました。

KENT:うん、同期を入れるのもそうだし、ギターも今まで1本だったけど、もう1本音源で流したりして。「Dive To The Ground」はがっつりシンセを入れたから、スケールが大きくなってます。

MORIYA:僕ららしさは残しつつも、他にないものを作りたいですからね。バンドの色をもっとはっきりさせたい、という思いが強くなりました。

KSKN:今までやらなかった要素で曲の外堀を埋めつつ、今回は自分たちらしさを引き延ばした感じです。

HAYAO:2Dから3Dになったような感覚ですね。

KSKN:そうそう!

-より立体感のある曲作りに意識したと。バンド活動に関しては何か変化はありました?

KSKN:前作を出してから、大勢の人の前で演奏させてもらえる機会も増えて、曲への反応もわかりやすくなったかな......特に「CASCADE」(2016年リリースの2nd EP表題曲)という曲は人気で、セットリストの最後にやることが多いんですけど、昨日も曲名を言っただけで、"ウォー!"と騒ぐ人がいて、そういう人がめっちゃ増えましたね。

-これまでになく、リアクションが大きかったんですね。

KSKN:はい。自分たちも好きなアーティストを観ると、"ウォー!"ってなっちゃうから。それを自分たちでもそれが起こせているんだなって、改めて実感する機会は増えました。どんな堅いイベントでも、「CASCADE」は盛り上がりますからね。

HAYAO:だから、わざと1曲目にやることもあるんですよ。