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INTERVIEW

FOAD

2016.04.11UPDATE

FOAD

Member:KSKN(Vo) KENT(Gt) MORIYA(Ba) HAYAO(Dr)

Interviewer:山本 真由

-2012年に結成とのことですが、メンバーのみなさんすごくお若いんですよね。バンド結成の経緯について教えていただけますか? もともとは同級生だったのでしょうか?

HAYAO:メンバー全員、高校も歳も一緒の軽音楽部で、もともとは全員別々のバンドで活動していました。コピー・バンドの一環で、僕がベースのMORIYAに声をかけて、最初は"レッチリをやりたい!"ってことでメンバーを集めたのですが、今となってはRED HOT CHILI PEPPERSの欠片も残ってないですね(笑)。

-バンドを始めたころは、現在のようなポスト・ハードコア的な音楽性ではなかったのでしょうか?

MORIYA:結成当初はコピーを中心にライヴ活動をしていて、ONE OK ROCKや9mm Parabellum Bulletなどの邦楽をやっていました。それから"オリジナルの曲やろうよ!"という話になっていろいろなバンドに影響され、現在の音楽性になりました。

-また、現在のような音楽性になったきっかけや、影響を受けたバンドを教えてください。

KSKN:シャウトや歪んだサウンドが苦手だった僕を変えてくれたバンドは、FACT、HER NAME IN BLOODでした! それからSTORY OF THE YEARやSAOSINなど初期エモ、スクリーモを聴き漁って"エモいエモい"と言いながら興奮していました(笑)。

-2014年に初の正規音源である1st EP『NO BRAINER』をリリースして以降、地元の横浜のみならず、様々な場所でライヴを行うなど活動の幅を広げてきましたが、ターニングポイントになったライヴや、バンドにとって重要だったと思うライヴはいつのライヴですか?

KENT:1stシングル『MISTY VISION/corruption』(2015年リリース)のレコ発ですね! この日はいろいろと夢が叶った日でもあったライヴなので忘れられないです!

-昨年は全国20ヶ所を回るツアーを開催しましたが、様々な場所でプレイして、ライヴや楽曲に対する意識の変化などはありましたか?

MORIYA:自分たちにとって、各地を回ってライヴをするというのは初めての試みだったので、多くの変化がありました。1番印象的だったのは、歌詞を覚えてくれていた人がいて、大声で僕たちの曲を歌ってくれていたときはめちゃくちゃ嬉しかったです。自分たちの曲をもっと知ってもらいたいと思いました。

-今回リリースされる2nd EP『CASCADE EP』は、数多くのライヴ経験を通してレベルアップしたFOADが満を持して完成させた作品ですが、今作のテーマや収録曲に共通するメッセージについて教えてください。

KSKN:今回はEPを通して、東日本大震災から5年経った今だからこそ見えてきた悲しみや、人の強さを書きました。「GIANTS STRIDE (feat.IKEPY from HER NAME IN BLOOD)」(Track.1)は、やり場のない怒りと無理矢理にでも前を向いてやるという屈強な姿勢を。「BREATHLESS」(Track.2)は、失ったものの大きさとそれに対する祈りを。「CASCADE」(Track.3)は、立ち上がって必死に現実と戦う人の姿を歌いました。

-今作の収録曲はいつごろから制作されていたのでしょうか? また、今回収録されている楽曲以外にも作曲された曲はあったのでしょうか?

KENT:案自体は半年ほど前からありました! ボツ曲は収録曲数より多かったです(笑)。

-まず気になるのは、「GIANTS STRIDE」でHER NAME IN BLOODのIkepy(Vo)がゲスト参加しているということですね。曲を作った段階で、彼のヴォーカルを入れることはイメージされていたのでしょうか?

KSKN:曲の制作段階の時点で、彼とステージの上でこの曲を歌う姿が見えていました! 曲調と曲名もぴったりだし、単純にずっと憧れていたIkepy君とはヴォーカルとして対決してみたかったんです(笑)。