－変則的なリズムや落差のあるメロディの使い方が印象的な「GIANTS STRIDE」と比べると、「BREATHLESS」は、メロディが立っていて、わりとセオリー通りに展開が組まれているように感じました。こういう楽曲は歌唱力なども際立ってくると思いますが、バンドとして表現力が上がっている実感はありますか？

HAYAO：基本的に僕は、"テクニックや勢いはカッコよさに繋がる"という安直な考えだったので、サビメロ推しの「BREATHLESS」はすごく悩みました。"突撃！"という感じもいいけど、良い意味で楽器隊が"一歩後ろにいる"タイミングを掴めたことで表現の幅が広がったのを感じました。ただ、普通に難しいところもあります（笑）。

－また、ラストを飾る「CASCADE」は、ダイナミックな楽曲でありながら、細やかなテクニックが光る楽曲ですね。ライヴでの演奏についてはどのようなイメージを持っていますか？

KENT：この曲は、聴かせる部分と攻める部分がはっきりしているので、攻めるところでガチッと攻めて聴かせるところは優しく弾くようにしています。

KSKN：僕はずっと攻めっぱなしなので寿命が縮みそうです......（笑）。

－また、今作リリースと併せて、国内ラウドロック注目バンドを集めたTOWER RECORDS限定リリースのコンピレーション・アルバム『BRAT PACK RELOADED』にも参加していますね。こちらにはどの曲が収録されるのでしょうか？

MORIYA：今作のリード・トラック「CASCADE」が収録されています。間違いなく今の僕たちのマックスを出せた曲なのでこの曲にしました！

－『BRAT PACK RELOADED』には日本全国の注目若手バンドが参加していますが、現在親交の深いバンドやライバルだと思っているバンドはいますか？

KSKN：個人的に「Story of Hope」は、音楽性ももちろん、人間性がものすごく大好きな人たちなので、一緒に面白いことができるのはすごく嬉しいです！ 今回のEPに込めたメッセージもあり、真っ先に聴かせたかったので、完成した瞬間に特に交流のあるRyuto（Gt）に送りつけました！！

－また、昨年に引き続き、今年も"SCREAM OUT FEST"の"IGNITION TOUR"に参加しますね。今年はUSメタルコアの新星WAGE WARとの共演となりますが、ライヴへの意気込みをお願いします。

KENT：共演のお誘いが来る前からチェックしていたバンドなので、観られることがまず楽しみですが、ジャパニーズ・メタルコアがなめられないように、いつも通りの演奏をしたいと思います！

－今年は夏フェスなどにも出演予定なのでしょうか？ 今後の予定について教えてください。

HAYAO：まだお知らせできないのですが、みんなをびっくりさせるニュースがたくさんあるので、これからの僕たちの動向をチェックよろしくお願いします！

－バンドとして、これからチャレンジしたいことは何かありますか？

KSKN：僕たち若手ラウド・バンドとして日本の音楽シーンを盛り上げたいです！！！ Mステに出演してタモさんにメロイック・サイン掲げさせたいです。半分冗談です（笑）。今年は行ったことのない土地に行ったり、大きい会場でプレイしたり、アコースティック・ライヴ、ワンマン・ライヴなど、今までやったことのないことにどんどん挑戦していきたいです！

－最後に、激ロック読者へのメッセージをお願いします。

KSKN＆KENT＆MORIYA＆HAYAO：いつも活動を支援してくれているみなさん、この記事で僕らを知ってくれたみなさん。これから日本のラウド・ミュージックはどんどん広がっていって面白いことになっていきます！ そこで今まで以上に戦っていくので応援よろしくお願いします！