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INTERVIEW

RAMI

2018.01.25UPDATE

RAMI

インタビュアー:米沢 彰

日本のガールズ・メタル・シーンをけん引するAldiousの初代ヴォーカリスト RAMIが、ソロ2作目となるニュー・アルバム『Reloaded』をリリースする。GALNERYUSのSyuやYUHKI、GargoyleのKENTAROを始めとする豪華アーティストを招いて制作し、バンド活動の延長としての色合いが濃かったソロ1作目に対し、今回はMY FIRST STORYやDo As Infinity、AKB48への楽曲提供や"龍が如く"などのゲーム音楽も手掛ける作曲家 ZENTAが全曲の作曲を担当。ソロらしい自由さと伸びやかさを湛えた新たなアプローチとなった今作について訊いた。

-ソロ1stアルバム『Aspiration』(2016年リリース)は、オリコン・デイリー・チャート8位を獲得するなど大きな反響でしたが、実際に手応えやその反応を実感するようなことはありましたか?

ありました! 『Aspiration』を制作する前にRaglaiaでアルバム(2015年リリースの1stアルバム『Creation』)を出して、すごくゴリゴリで、メタル界隈の人たちにはウケたんですけど、以前のAldiousでは結構メロディックな曲も歌っていたので、そこにギャップがあって。なので、ソロではもっといろんな層の方に聴いていただきたくて、メロディックに特化したところがあるんです。"RAMIはやっぱり、メロディックなバック・サウンドに乗って歌ってもいいな"っていう反響が多くて。そういう意味では、いい手応えがありましたね。まだ未熟な部分もありますので、"技巧的な面ではもうちょっと詰めたかったな"っていう、自分なりの反省点はありましたけどね。

-その前作はGALNERYUSやANIMETALのプロデュースで知られる久武頼正氏をプロデューサーに迎え、作曲や演奏陣にGALNERYUSのSyuさん(Gt)やYUHKIさん(Key)、GargoyleのKENTAROさん(Gt)を始めとする豪華アーティストが参加されていましたが、今作も豪華なメンバーになりましたね。今作の制作陣の人選にはRAMIさんのご意見も反映されているのでしょうか?

2作目は、今だからこそできるような楽曲を入れたいなと思ったんです。ずっとボイトレも続けていて、そこで成長した声を活かしたい、という気持ちがあって。そのときはまだ誰に作曲をお願いするのか決まっていなかったんですけど、前作の「Pray To The Sky」という曲でヴァイオリンを弾いてくださったAyasaさんのライヴを観に行ったときに、会場に早く着きすぎてしまって、近くのカフェで時間を潰してたら、いきなり"RAMIさんですよね?"って、隣にいた人に声を掛けられて。びっくりしたんですけど、そしたら"僕、Ayasaちゃんの曲を書いたりしてるんですよ"って言われたんです。Ayasaさんの作品で「戦いの果てに」っていうすごくメタルな曲があって、私もすごく好きな曲なんですけど、その曲を作ったZENTAさんという方だったんですよ! そういう運命の出会いがありまして、さらにその方が"RAMIさんの曲も書かせてくださいよ"っておっしゃってくださって。「戦いの果てに」を聴いて、そういうロックというか、メタルな曲が書ける方ということが最初からわかっていたので、すぐに"ぜひお願いします!"っていうことになったんです。それで数日後には、もうデモが送られてきて、すごくいい感じだったんです。その曲が今作の「After History」っていう曲なんですけど。それをきっかけに、"もう決めていきましょう!"っていうことで、ZENTAさんに全曲お願いすることになったんです。

-すごくドラマチックな出会いですね。最初は、その「After History」1曲の予定だったんですか?

そうなんです。他のゲスト・アーティストさんにお願いすることも考えてはいたんですが、あまりにもいい曲ばかりが上がってくるもので(笑)。ひとりの作曲家の方がアルバムを作ると、まとまりも出てくるので、そういう意味でもいいなと思って、そのまま進めました。

-前作の雰囲気だと、やっぱりバンド・テイストというか、ヴォーカルもひとつの楽器というようなイメージがあったんですが、今作はそれとはまた違って、RAMIさんのヴォーカルを真ん中に置いたような楽曲ラインナップになっているようなイメージがありました。

そうなんですよ。そういうイメージはありますね。『Aspiration』のときは、ちょっと手探りな感じもあったんですよ。すごい大先輩たちに曲を作っていただいて、"頑張ってそれに合わせて歌わなきゃ!"、"どうやって歌えばいいんだろう?"って手探りで歌っていたところがあって、勉強させていただきながら歌ったようなアルバムだったんです。そこで培った経験だったりとか技術だったりが、今作には活かされたのかなって思います。

-今作の中で聴けるRAMIさんのハイトーンの歌い回しはかなりいろいろなパターンがありますよね。

そうですね! 表情はこれまで出してきた作品の中で、一番豊かな作品になったと思います。


本当に自由に表現できるようになったかな。外に出て羽ばたいて歌っているようなイメージです


-同じハイトーンでも、「After History」のように優しさと力強さを同居させたり、「Black Symphony」のように危うさを孕ませたり、「Get Freedom」のように力強くソウルフルに歌い上げたり、こういった歌い方のバリエーションはソロならではという印象を感じましたが、バンドとソロとの違いはどういったところにあると感じますか?

一番感じるのは、好き勝手に歌えること、ですね(笑)。好き勝手っていう言い方はアレですけど、本当に自由に表現できるようになったかな、とは思います。外に出て羽ばたいて歌っているようなイメージですね。

-本当に伸び伸びしているのが聴いていて伝わりました。同じ高音のサビでも、例えば「Moonlight」ではものすごくビブラートを効かせていますが、この「Black Symphony」ではビブラートは浅めでストレートに歌い切るようにしていますよね。こういう部分もかなり意識的にされているんですか?

自由にビブラートをかけられるので、そういうところでも表情の違いを表せたらいいなと思って歌っています。

-それは、作曲者の方とのやりとりのなかで、こういうふうに歌っていこうっていうのが決まっていったんですか?

自分でも結構意見を持ち込みました。"こういう歌い方どうですか?"とか、"ここのメロディ、こういうふうに変えてみませんか?"とか。今までは、そういうことは絶対に言えなかったんです。決まったメロディがあって、それに対して歌詞をつけて、それに寄り添って歌わなきゃいけなかったんですけど、今回は作曲家の方とレコーディング中とかプリプロ中とかにメロディを変えながら、こちらからも提案しながら歌っていけて、作品作りに取り組めたので、アルバム全体にいい繋がりが生まれたと思います。