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INTERVIEW

DON BROCO

2018.01.22UPDATE

2018年02月号掲載

DON BROCO

メンバー:Simon Delaney(Gt) Matt Donnelly(Dr)

インタビュアー:吉羽 さおり

イギリス、ロンドン郊外のベッドフォード出身バンド DON BROCOが、昨年12月2日、3日に行われたMAN WITH A MISSION"Dog Days Tour 2017"のさいたまスーパーアリーナ公演にゲスト出演した。デカいステージに映えるしなやかなグルーヴと、ヘヴィネス、ビッグなメロディで、フロアをジャンプさせ、「T-Shirt Song」でタオルを振り回させるなど、ライヴ・バンドとしての力を見せた4人。中でも高いリアクションを得たのは、ニュー・アルバム『Technology』からの曲だった。発売前にして、観客を掴むキャッチーさとノらせるタフさを持った作品だと証明するライヴとなった。そのライヴ直後の興奮のなか、日本デビュー盤となる『Technology』について、またバンドについての話を訊くべく、Simon DelaneyとMatt Donnellyに直撃した。

-ステージを終えて間もないですが、今回の日本でのライヴはどうでしたか。

Matt:すごく良かったね。

Simon:お客さんもすごく良かったんだけど、昨日(※12月2日)の初日をやって今日でしょ? 昨日のライヴでMAN WITH A MISSIONというバンドがどんなにすごいかを観ちゃったから、今日はかなり気合を入れないと、と思って頑張ったね。

-MAN WITH A MISSIONのみなさんとは親交は深めましたか。

Matt:うん。一緒に遊んだりもしたしね。彼らは、僕らがアットホームに過ごせるようにって、いろいろ気を遣ってくれて。実は今度、2月にはUKで一緒にツアー("MAN WITH A MISSION presents「UK Tour 2018」")を回ることも決まっているんだよね。

-ではUKでのツアーでは、みなさんがアテンドする番ですね。

Simon:そうなんだよね(笑)。でも、どうしよう。東京ですごくいいところに連れていってもらっちゃったから、イギリスではどこに連れていけばいいんだろうと思って。やっぱり、それなりのところに行かないといけないんじゃないかっていう......。

-2017年の2月25、26日に大阪城ホールでONE OK ROCKのツアー([ONE OK ROCK 2017 "Ambitions" JAPAN TOUR])に参加して、今回のMAN WITH A MISSIONのツアーはさいたまスーパーアリーナという、日本でのライヴがいずれもアリーナ会場での開催というのはなかなかないことですね。

Matt:すごくラッキーだよね。2回ともこういう大きな会場で、しかもお客さんが歓迎してくれて。ONE OK ROCKもそうだったけど、MAN WITH A MISSIONのお客さんも、1曲目から僕らの味方だって思える反応が返ってきて。すごく楽しかったし、エキサイティングだった。

-今日のライヴでは、半分くらいは新しいアルバム『Technology』からの曲を演奏されましたが、いい感触を得てアルバムのリリースを迎えられそうですね。

Simon:そうだね。このアルバム『Technology』が、僕らにとっては日本で初めてリリースされるフル・アルバムになるから。きちんとした形でみんなに伝えたいというのもあったし、僕らもすごく楽しみにしていたんだよね。

Matt:僕らの聞いた話だと、日本盤のボーナス・トラックに、前作『Automatic』(2015年海外リリースの2ndアルバム)から僕らが特に気に入っている曲(「You Wanna Know」、「Superlove」、「Automatic」、「Money Power Fame」、「Nerve」)を収録してくれるそうだね。今、地元で一番人気のある曲たちだと言ってもいいので、ある意味では、ちょっとしたグレイテスト・ヒッツというか、僕らの歴史が詰まった日本盤になると思うから、ぜひ楽しんでほしいよ。

-では、早速内容についてもおうかがいしたいと思います。ニュー・アルバム『Technology』は、サウンド的に新しいチャレンジも深化も同時に行われた、重厚でエネルギッシュな作品だと思います。アルバムとしては、"こんな作品にしたい"というヴィジョンはありましたか。

Matt:今回のアルバムは、今までの自分たちの一番いいところを詰め込みたかった。これまでリリースしたアルバムだと、最初の『Priorities』(2012年海外リリースの1stアルバム)はわりとロックな作品で、次の『Automatic』がスムーズな感じの作品になっていたから、その両方のいいとこどりをして、今のDON BROCO、僕らの考えるDON BROCOらしさを詰め込んだアルバムができたんじゃないかなと思う。あとひとつは、今作では"ライヴでやる"ということを念頭に置いていたかな。前回では、初めてちゃんとしたスタジオでレコーディングをしたアルバムということもあって、スタジオでできることを思い切りやって。それをどうライヴでやっていくのかは、あとから考えた作品だったんだけど、今回はアルバムを作る段階から、お客さんがどう聴いてくれるか、大きな会場でどう響くのかっていうのを考えて制作したので。だから、派手なリフとか、ダイナミックな展開をする曲が増えたと思う。

-DON BROCOのサウンドは、80年代的なロックやポップスの色があったり、ヘヴィでメタリックな曲もあったり、ハード・ロックの要素もあれば、ファンクのグルーヴもありという、カラフルなものです。みなさんのルーツというのが、自然にこの形のサウンドを生み出すんですか。

Simon:100パーセントそうだね。ヘヴィなロックも好きで聴いてきたし、ヘヴィなんだけど、ファンクな要素が入ったバンドも大好きで──例えば、RED HOT CHILI PEPPERSとかINCUBUSとかね。あとは、80年代ということで言えば、ニュー・ウェーヴ・ポップも大好きで、そういうものにも影響を受けてきたから。そのそれぞれ、自分たちが影響を受けてきたものが、わりと極端な形で今回のアルバムには出ているんじゃないかと思う。その結果として、ヘヴィなものはよりヘヴィで、ファンキーなものはよりファンキーにっていうふうになっていったんだと思うよ。