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INTERVIEW

LiSA × 奥 昌志彦(GoneR) × 青木カズロー

2017.12.11UPDATE

2017年12月号掲載

LiSA × 奥 昌志彦(GoneR) × 青木カズロー

LiSA
GoneR:奥 昌志彦(デザイナー)
カメラマン:青木 カズロー
インタビュアー:米沢 彰

-やはりそういう地元ならではの横の繋がりは生まれてくるんですね。

青木:遊ぶところがやっぱり限られてくるんで。自然と集まってくるところが一緒なんですよね。

-先ほどの、青木さんと奥さんの"気づいたら知り合ってた"っていうのも、そういうことですね。

LiSA:そういう意味でも、やっぱり名古屋って元気ですよね! 岐阜も頑張ってるし。なので、そういうふうに近くに頑張ってる先輩たちがいて良かったなって思います。それこそ、coldrainとかもそうだし。地元で頑張ってた人たちが、今もそうやって活動を続けていて、また繋がってっていうのは、良かったなと。

-2014年にはLiSAさんがGoneRのモデルとして参加していて、そのときはShunさん、Joseさん(TOTALFAT)も一緒でしたが、前シングル曲「だってアタシのヒーロー。」(2017年8月リリース)のMVでもTOTALFATと共演をしたり、そういう繋がりが音楽の方にも繋がっているように見えます。

LiSA:そうですね、奥さんの繋がりで仲良くなって。

奥:もともと、one crewっていうDJグループに入ってて、そのイベントでTOTALFATを呼んだりとか、そこに遊びに来てたのがcoldrainだったり。そういう繋がりはありましたね。

LiSA:私は、そういうイベントを奥さんたちがやってたときに遊びに行ってたファンで(笑)。そこで紹介してもらったりして、みんな仲良くなっていったんです。そのあと、自分がちゃんと音楽やってるって言えるようになったときに、そういう先輩たちにちゃんとお願いできるようになったのは、奥さんたちがイベントをやってくれたおかげなんです。

-奥さんは、今も主催のイベントをやられていますが、そこには青木さんもカメラマンとして入られていますね。

奥:スケジュールが合えば、やってもらってますね。

-大きな規模でイベントをやるブランドもありますが、それよりももっと現場でやってる若い子たちを支えるようなイベントっていうイメージですよね。

奥:仲いいバンドを呼んでやってるっていう感じなので、自然とそういう形になっていますね。もちろん、大きいところでやりたい気持ちもあるんですけど、今は、今やってる感じのイベントをやるのが楽しくて。

-青木さんは、"京都大作戦"、"氣志團万博"、"AIR JAM"を始めとした大規模フェスや、LiSAさん、ONE OK ROCK、Crossfaithなど、大箱での公演を今はメインで撮られていますが、若手中心のGoneR主催イベントを受けられるというのは意外でもありました。どういった経緯で撮影に入られたのでしょうか?

青木:もともとはライヴハウスで撮っていたので、その流れですね。昔からライヴハウスにいるし、今もそれは変わってないので。仕事としては、大きな会場のライヴの撮影をやっていますが、未だに暇さえあれば名古屋とかのライヴハウスに足を運んでいますし。

LiSA:わかるー!

奥:しょっちゅういるよね(笑)。

青木:年に200日以上ライヴハウス行ってる人間なんで(笑)。

一同:(笑)

青木:今はみんなが気を遣ってあんまり撮影の話とかくれなくなっちゃったんで。そういう意味で言うと、奥君は僕にそういうのあんまり感じてないんじゃないですか(笑)? "言ったらやってくれるっしょ!"みたいな。

一同:(笑)

LiSA:いい関係ですよね(笑)。

奥:カズローの写真が本当に好きだから。やっぱり、見たらわかるもんね。すごい力強いし。

LiSA:本当、すぐわかる!

青木:LiSAを撮るときは大変かもね! あんまり力強くしすぎちゃうと、LiSAッ子たちは"違う!"ってなっちゃうんじゃない(笑)?

一同:(笑)

LiSA:インスタとかに上げても、カズローさんの写真はやっぱり引きが強いんですよ。きれいにとか、かわいく撮ってくれる方もたくさんいるんですけど、カッコいい部分を好きでいてくれるファンもいるので、そういう子たちが、"何、この写真!?"って反応してくれて(笑)。

奥:それはすごく嬉しいよね。

LiSA:"カズローさんってCrossfaithとか撮ってる人ですよね!?"とか"SUPER BEAVER撮ってる人ですよね!?"とかっていうコメントを貰うんで、なんかそっちの人たちにも受け入れてもらえてきたのかもしれない......って自意識過剰になってる(笑)。

一同:(笑)

青木:マジレスすると、カメラマンとしてはそういうつもりでやってるからね。プロモーションとして新しい印象というか、僕のイメージにあるバンドをファンと繋げていくっていうか。裏方としてただ黙々と写真撮っててもいいんだけど、僕自身を知ってくれた人が、CrossfaithとかSUPER BEAVERを知ったりとか、LiSAを知ったりっていうことになれば、僕の写真もより多くの人に見てもらえるようになるし。

LiSA:だからカズローさんが、アーティストを選んで、ちゃんとその人たちのことを背負っている感じがして。

青木:LiSAのことも背負ってるからね(笑)!

LiSA:いいライヴします! カズローさんの名に恥じないように(笑)!

一同:(笑)