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INTERVIEW

Far East Dizain

2017.01.10UPDATE

2017年01月号掲載

Far East Dizain

Member:Keita(Vo) Leda(Gt) Яyu(Ba) Sujk(Dr)

Interviewer:米沢 彰

-ロジックより感覚で捉えてるって感じですね。

Keita:そうですね、感覚で歌うだけって感じでしたね。でもちょっとその妖しい感じのメロが歌ってて心地よかったり、結構、自分の中ではすんなり受け入れられました。

-2曲ともテクニカルな部分をあんまり表に出しすぎずに、テクニカルな部分とメロディアスな部分のバランスにかなり気を遣ったのかなって印象を受けたのですが、実際はいかがですか?

Leda:一応、"対バン・ライヴでもやれますよ"っていうテーマはありましたね(笑)。せっかくシングル出したのに、ワンマンまでやらないって感じだと......ね。「Inhale」(2ndシングル表題曲)とか長すぎて、30分のライヴだと......。6分半くらいあるので、普通の曲だと2曲できるっていう(笑)。

-たしかに。それは相当違いますよね。

Leda:そうなんですよ!

Sujk:はみ出ちゃうからやれない、とか。ノりづらいから省こう、みたいなのがすごく多かったんですよね。

-これまでの活動があって出てきた2曲だというのが随所で感じられますね。

Leda:そうですね。『Inhale』以降ツアーを回ってきて、ってことです。

-「Zenith」の方は、シンガロング・パートがしっかり配置されていて、特にライヴ向きだなと思いました。

Leda:そうなればいいなと思いながらパソコンと向き合って作ったんで(笑)。

-「Nadir」の方はすでにライヴでやってきていますよね。

Яyu:「Nadir」は、やってますね。

Leda:先にできていた曲なんで。でも、Bメロ、2Bの部分はまだなくて、もっと聴きやすかったと思います。

-では、音源になるにあたってまた進化したと。

Leda:そうですね。

-1stアルバムから1年が経過し、2枚のシングルをリリースして、となると次のアルバムもそろそろ頭をよぎるころだと思いますが、実際のところはいかがでしょうか?

Leda:そんな雰囲気もありますね(笑)。さっきもちょっと"次出すんだったら......"って話が出ましたけど、そんな雰囲気がしてきました。もうそろそろ、出していかないとって。

-じゃあ、今回のシングルでは2曲だけ制作をしてたということですか?

Leda:そうですね。没案みたいなやつは、ちょいちょいあったんですけど。

-今回リリースが12月28日で、その4日前に渋谷WWWでプレミアム・ワンマンを行うということは、お客さんは曲を知らずに来ているということですね(※取材日は12月22日)。

Leda:でもまぁ、「Nadir」は知ってるので。で、「Zenith」の方はすぐ盛り上がれると思います。

-たしかにそうですね。この日程はもともと、クリスマスありきで組んでたのでしょうか?

Leda:そうですね。あとは、制作スケジュールとの兼ね合いで。年をまたがずに出したいなって思ってたんです。

-今回のリリース後の予定をうかがえますでしょうか?

Leda:5~6月に東名阪のワンマンがあって、その前に何かまとまった曲数の音源が出ると思うんです。なので、もうわりと時間がないんですよね(笑)。

-今から......すごいですね。先ほどの話だと、曲はまだ全然できていないとのことですが......。

Leda:でもまぁ、わりといつもそんな感じなので(笑)。「ZENITH」のギター・ソロも、海外のホテルでKemper(アンプ・シミュレーター)で録ったんですよ。

-そういうのもアリなんですね。デジタルだからデータを送ればいいといえばそうなんですけど。

Leda:そうなんですよ(笑)。でも、普通にありますけどね。

-では、ソロはシミュレーターのみで?

Leda:そうですね。アンプを鳴らしてる人は、もうあんまりいないってこともあるんじゃないかな。完全にラインだけという人もいるぐらいですし。でも、僕はアンプの方が好きなので、アンプを鳴らしてることの方が多いんですけどね。

-鳴らせるなら鳴らしたいって思いはありますか?

Leda:そうですね。でも、鳴らせるけど、あえてラインで入れてる曲も結構あって。空気感はこっちの方がいいなってこともあるので。曲の雰囲気によるって感じですね。