INTERVIEW
ENTER SHIKARI
2016.07.19UPDATE
2016年07月号掲載
Member:Rou Reynolds(Vo)
Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)
-『The Mindsweep』(2015年リリースの4thアルバム)のTrack.1「The Appeal & The Mindsweep I」なんかは大きい会場だと映えるでしょうね。オーディエンスが大合唱したくなるような曲ですし。
そうだね。意外にどの曲もデカい会場に合うことがわかったけど、オーディエンスがひとりでに歌い始めてね。でも、汗で暑苦しい(笑)小さな会場にも合うんだ。それがどの会場にも合う曲を作るコツかもしれないね。
-日本ではきっと大概の曲でみんな歌ってくれるでしょうね。
ふふ(笑)。今回もそうなることを願ってるよ。
-『The Mindsweep』は、日本でも洋楽と邦楽両方を合わせたチャートで200位以内に入るなど好調でした。
嬉しいね! UKでもとても評判が良くて、レビューも良いものばかりだったんだ。ファンも気に入ってくれているみたいだし、とてもハッピーだよ!
-そこからだいぶ経ち、今年1月に新曲「Redshift」のミュージック・ビデオを公開しましたが、あれは5thアルバムの何かを示唆しているのでしょうか。
いや、別に。あれは単発ものなんだ。『The Mindsweep』のレコーディングが終わってから数ヶ月後にレコーディングした曲でね。スタンドアロン・シングルみたいなものなんだ。新作のレコーディングはたぶん12月くらいまでやらないんじゃないかな。まだずいぶん先の話だよ。
-それまではずっとツアーなんですか?
まぁそんな感じかな。日本のあとにもう1回ツアーがあって、それで終わりだから、そしたら曲を書き始めるよ。
-じゃあ、今はまだ曲を書き始めていないということでしょうか。
うーん......少しは始めたけどね。デモ段階の曲がいくつかあるくらいかな。というのも、今度のアルバムは今までとは違うものになりそうなんだ。今までとの決別っていうわけじゃないけど、方向性的にはかなり飛躍したものになるかな。だから、いつもより時間をかけて曲を書いて、進化させていくつもりなんだ。
-「Redshift」も他の曲とは随分違うものになっていましたよね。次のアルバムはさらに違ったものになるということですか?
そうだね、きっと違うものになると思うよ。と言っても今語るのは時期尚早だから難しいけど。もちろん、ENTER SHIKARIらしいサウンドにはなるけど、今までとは違う面を見せる感じだね。
-ちなみに、曲のアイディアはツアー中にも書き溜めておくタイプですか? それとも、どこか1ヶ所で集中して考えるタイプでしょうか?
そうだな......楽屋で静かな場所を見つけたり、移動のバスが静かだったら(笑)、その場で曲を書いたり録音したりすることはあるね。でも、どちらかと言うと自宅のスタジオでちゃんと時間を作って書く方が好きだな。もちろん、ツアー中にアイディアが頭の中にポッと浮かぶことがあったら、忘れないようにちゃんと記録するけどね。
-ツアーが終わったら自宅に戻ってもっと詰めていくという感じですね。
そうだね。
-楽しみにしています。その前にACROSS THE FUTURE 2016があるのは嬉しいし楽しみですね! 最後にACROSS THE FUTURE 2016への意気込みを聞かせてください。あと日本のファンに何かメッセージがあればお願いします。
もちろん! とにかく日本にまた行けるのが待ちきれないよ。日本は間違いなく俺たちが行きたい場所のひとつだから、行くたびにものすごくワクワクするんだよね。今年に入ってからは大半のライヴを同じセットリストでやっているから、何度も練習していて音には自信があるんだ。それを日本のみんなに見せるのが楽しみだよ。ライヴならではのリミックスというか、ひとつの曲が別の曲にモーフィングするようなところもあるんだ。なかなか面白いセットだよ。そんな感じだから、ぜひ楽しみにしていてほしいんだ。日本のファンにはずっとサポートしてもらって本当に感謝しているしね。またみんなに会えることを俺たち全員楽しみにしているよ。一緒に楽しもう!