INTERVIEW
revenge my LOST
2016.01.04UPDATE
2016年01月号掲載
Member:YOUKI(Gt) FRANCISCO KIDZOOMA aka Xavie(Vo/Key) ONIZUKA(Dr) MASASHI(Ba)
Interviewer:荒金 良介
-(笑)
YOUKI:僕もONIZUKAと一緒で音楽はそんなに知らなくて。
ONIZUKA:しれっとメンバーけなすの、やめてくれる?
一同:はははは。
Xavie:今のバンド・スタイルの掘り下げてくれたきっかけはYOUKIなんですよ。彼はディズニーランドがすごく好きで、ショーのスタイルの方向性を提示してくれて。ショーをアトラクションと捉えて、ディズニーで言うと、"マジックランプシアター"みたいな。USJで言えば、"ビートルジュース"みたいな感じで、ライヴでも司会者が進行するようなスタイルを取り入れてます。そのショーの見せ方は僕らが先駆けだという自負はありますね。
-なるほど。
Xavie:過去のバンドでなってたんですけど、"僕らはメロディックだから、英語の歌詞しか歌っちゃダメ"みたいに自分たちがやっていいことや悪いことを決めてしまうと音楽性の幅も狭くなるので。実際、自由にやってみると、新しい自分に出会えるし、発見も多いですからね。僕がエモい曲を持って行っても、MASASHIとONIZUKAが切り崩してアレンジしてくれるので。メンバーみんな好きなことをやってるし、CD買ったときにもいい意味で裏切りがあった方が楽しいと思うんですよ。だから、あえて自分たちでもジャンルを決めずに自由にやってます。
MASASHI:やりたいことをやってるだけですね。
Xavie:それで今回もさらに風呂敷を広げてやろうかなと。僕らのことを好きな人たちは"なんじゃこれ? revenge my LOSTらしい!"と感じてくれると思うんですよ。ライヴの対バンもバラエティに富んでるけど、ウチらなら違和感はないみたいな。そういう楽曲作りやライヴ作りは意識してますね。
ONIZUKA:ライヴのエンタメ性は僕らの推しで、硬派なラウドロック仲間に"revenge my LOSTはラウド・シーンだけに収まらずやっていけるやろ"って羨ましがられるんです。
-そのエンタメ性はどこから来ているんですか?
Xavie:メンバーみんなプライベートでも人を楽しませることが好きなんですよ。打ち上げとかね?
ONIZUKA:打ち上げでも1番目立ちたいんですよね。そこでも牙をむき出しでいきたくて。あいつらと飲んで、1番面白かった!と思ってもらいたい。ちゃんと爪痕を残して、次のライヴに行きたいんですよ。
Xavie:打ち上げ中もただバカバカ飲んでるように見えるけど、メンバー同士は目線はチラチラ合わせて、"ここであのネタ行くか?"ってタイミングを見計らってますからね。そこは大阪人の血でしょうね。
ONIZUKA:打ち上げの動画があるけど、見ます?(※ケータイで打ち上げの動画を見せる)ただの楽しい打ち上げのシーンなんですけどね。
-吉本新喜劇の血が流れてますね(笑)。
Xavie:ライヴでも人を楽しませたいですからね。暴れるのもいいけど、そこにお婆ちゃんが来ても、初めて観る人が来ても、楽曲を知らなくても楽しめるライヴを心がけてます。YOUKI:ONIZUKAは普通が嫌いなんですよ。楽曲、ステージング、イベントに関しても。最初のころは特に"それ普通じゃない?"とすごく言ってたんですよ。それでどんどん普通じゃないことをやるようになりました。奇想天外なことをしたいんですよね。それがバンドの変化でもあるし、楽曲にも表れてると思います。
ONIZUKA:そうっすね。最初は結構言ってましたね。revenge my LOSTならこれでしょ!という唯一無二のものを作りたいから。
YOUKI:それでひとりひとりもキャラ立ちするようになりました。
Xavie:このシーンに一石を投じたいんですよね。まだこれから実績を作らなければいけない立場だけど、もっと新しい価値観をみんなに提供したいですね。