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INTERVIEW

SKINDRED

2015.12.03UPDATE

2015年12月号掲載

SKINDRED

Member:Mikey Demus(Gt)

Interviewer:山本 真由

-今年の3月には、日本での単独公演があり、そして"PUNKSPRING"にも出演しましたね。ライヴはいかがでしたか?

本当に最高だった。"PUNKSPRING"があんなにデカいイベントだったなんて思いもよらなかったよ! 2万人の日本人のファンがSKINDREDで飛び跳ねているのを見られて本当に光栄だった。単独公演も夢のようだったよ。日本に行くたびに単独公演の規模が大きくなっていくんだ。素晴らしいことだよね。日本のファンのことは大好きだよ。

-これまで何度も来日経験のあるSKINDREDですが、まだ訪れていない地域でのライヴなど、再来日の機会があったときにやってみたいことはありますか?

"SUMMER SONIC"にはまた出たいな。または"ROCK IN JAPAN FESTIVAL"や"FUJI ROCK FESTIVAL"。そういうビッグなフェスでこそ、俺たちの破壊力が1番発揮できるからね! 俺たちはビッグなフェスの観衆の前でプレイするのが大好きで、そういうところでライヴの評判を磨いてきたんだ。日本では北から南まで何都市かやったけど、ぜひもっといろんなところを見てみたいね。東京は言うまでもなく素晴らしいところだ。俺の知っているバンドもみんな東京でやるのが大好きだけど、俺は日本の地方をもっと見てみたいんだ。

-来日後は、ニュー・アルバムの制作に集中していたのでしょうか? バンドの近況について教えてください。

日本に行く前にすでにアルバムのレコーディングを終えていたんだ。所属レーベルがマネージメントやPRチームと密に連携して、リリースを最終決定させてくれた。"PUNKSPRING"以降はヨーロッパ中でフェスなんかに出ていたね。最近イギリスでのヘッドライン・ツアーを終わらせたばかりで、今はヨーロッパでヘッドライン・ツアーをやっているよ。

-2011年ごろからバンドに参加しているDJのDan Sturgessが、今作から正式メンバーとしてクレジットされているようですが、それは彼がサウンドに与えるエレクトロニックなどの要素がバンドにとって不可欠となってきたということでしょうか?

アイツは間違いなく多くのものをもたらしてくれた。Dan Pugsley(Ba)がその手のものにいつもよく関わってくれていたから、アイツが来る前にもああいうのはよくやっていたけどね。今はDan Sturgessが来てくれたから、ライヴでもそういうのを一手に引き受けてくれている。おかげでライヴが間違いなくグレード・アップしたよ。

-前作『Kill The Power』(2014年リリースの5thアルバム)から比較的短いスパンでのリリースですが、前作と比べると、よりハード・ロックやメタルの激しさとメロディアスな部分が強く表れているように感じました。制作にあたって、重要視したのはどんなところですか?

リフの効いた、軽快でアグレッシヴなアルバムを作ることに集中したかった。『Kill The Power』のときはラジオ向けのシングルを作るとか強い外的影響があったけど、今回はそういうのを排除して、筋金入りのファンたちのためにとにかくものすごく強烈な曲を作りたいと思ったんだ。バッチリできたと思うよ!

-歌詞について、今作のテーマやアルバムを通して共通するメッセージはありますか?

いろんなテーマがあるんだ。社会的な主張、一体感、結束、それから"とにかく飛び跳ねやがれ!"みたいな曲もある。それらが今のSKINDREDサウンドの中では同時に起こっているんだ。

-2009年リリースの3rdアルバム『Shark Bites And Dog Fights』と似たテイストのアートワークが採用されているように見えるのですが、作品自体にも通じる部分があると思いますか?

いや、特には。俺にとって『Shark Bites And Dog Fights』はちゃんとした曲作りや録音をする機会がなかったころに突貫工事で作ったアルバムなんだ。あのアルバムにも俺が楽しめる曲は1~2曲あるけど、正直言って『Union Black』(2011年リリースの4thアルバム)以降のアルバムの方が音楽的アイデンティティに関してはるかに自信があるね。

-アルバムの表題曲Track.2「Volume」のミュージック・ビデオは、とてもアーティスティックな映像ですが、ミュージック・ビデオのイメージもメンバーで考えられているのでしょうか?

俺たちは世間に出すもののほぼすべてに携っている。「Volume」は過去に何度か起用した監督と一緒に作ったもので、今回は彼にやりたいようにやってもらった。個人的に好きなのはTrack.1「Under Attack」だね! 次のシングルでは型破りなビデオを作ってみようと思っているんだ。