－その「Under Attack」のビデオは、ライヴ感満載の映像に仕上がっていますが、ビデオのようなオーディエンスと一体になれるような距離感の小さなライヴハウスでもライヴをすることは最近でもありますか？

今でも世界の一部の地域では、たまにこぢんまりした親密なところでプレイしているよ。その手のショーには大きなエネルギーがあるけど、十分に俺たちの音楽を満喫させられない気がする。最近の本国での俺たちのヘッドライン・ショーはもっと壮大な体験ができるんだ。プロデュースやライティングも大がかりでね。俺にとってはそれがいいライヴなんだ。もし世界中でそういうショーができるなら、断然そうするよ。

－今作の日本盤にはTrack.15「Mercy」、そして「Volume」のインストゥルメンタル・バージョン（Track.16）がボーナス・トラックとして収録されていますが、なぜこの2曲をボーナス・トラックに採用したのですか？

どうしてインストゥルメンタルなのかはよくわからないけど、アルバムを作るときはいつも何曲か余分に録音するんだ。B面用とか日本盤用とかにね。日本のファンにはちょっとした特別なエキストラをあげたいからね！ そういう話で言うと、アコースティック・アルバムや、ストレートなレゲエ、ダブ・バージョンのアルバムを録音してみたいね。きっと日本のファンがすごく気に入ってくれると思うんだ。

－前作の日本盤ボーナス・トラックではMAH（SiM）がゲスト参加して、来日時にSiMと共演を果たしていますが、今年リリースされたCrossfaithのアルバムにはBenjiが参加（※『XENO』収録曲「Wildfire」）、さらには今作のツアーでCrossfaithとの共演が予定されていますね。彼らと共演することになった経緯を教えてください。

CrossfaithはUKで大きな影響を与えつつあるから、自然に俺たちのレーダーがキャッチしたんだ。本当にパワフルなバンドだから、気づかない方が大変だよ！ 俺たちは彼らとツアーするのが大好きなんだ。完全にプロフェッショナルだし、自分たちのやっていることに本当に長けている。とてもハイエナジーなショーだから毎晩自分たちのケツを蹴っ飛ばして、もっとステージで努力しないとと発破をかけられているよ。

－彼らのほかに、注目している日本のバンドがいれば教えてください。

BABYMETALというバンドがイギリスでは大流行しているんだ。かなりクレイジーな音楽だけど、俺たち西洋人は日本文化のそういう要素が大好きだからね。イギリスやアメリカのバンドにはああいうのは見かけない。本当にユニークだよ！

－近年、メタルコアにラップやダンス・ミュージックを取り入れた新鋭のミクスチャー・ロック・バンドも数多く登場していますが、最近のロック・シーンについてどう思いますか？

ニューメタルをまた好きになるのは"許容範囲内"だと思うね。ヘンだけど、俺は15年前にヘヴィに感じたアルバムから今もインスピレーションを得ているんだ。ヘヴィな音楽はあまり聴かない。BRING ME THE HORIZONやWHILE SHE SLEEPSの新作は好きだし、ヘヴィなことをやるバンドも好きだけど、大体みんな同じようなサウンドに聴こえるね。俺は新しいリフのインスピレーションを得るためにいつも過去に戻るんだ。ときどき、最高のものはもう全部書き尽くされてしまったなんて思うよ（笑）！

－今後共演してみたいバンドや、日本のラウドロック・ファンにおすすめしたいバンドはいますか？

PAPA ROACHとはぜひまた一緒にツアーしたいね。今週の土曜日（※11月28日）にはウェンブリー・アリーナでFIVE FINGER DEATH PUNCHのサポートをやるんだ。きっとすごく楽しいものになるよ。今挙げたバンドやDISTURBEDとはぜひまたフル・ツアーをやってみたいね！ ビッグなロック・ショーが大好きなんだ！

－今作を携えての来日は予定されていますか？ 来年以降の予定について教えてください。

また行くつもりだし、待ちきれないよ！ 願わくは、フェスに出たり、日本のどこかの都市でプレイできるといいんだけど。日本全国をツアーして、ビッグなサマー・フェスにも出たいんだ。ぜひ実現させようぜ！

－最後に、日本のファンへメッセージをお願いします。

みんなのことが心から大好きだ。そっちに行けるときが待ち遠しいよ！ たくさんの応援をありがとう。もうすぐまたそっちに行くよ！！ アリガトウゴザイマス！！！！