INTERVIEW
SKINDRED
2014.01.14UPDATE
2014年01月号掲載
Member:Benji Webbe (Vo/Electronics)
Interviewer:KAORU Translator:Yuga
-10/10にREDLINE TOUR 2013にて来日公演がありましたね。私は残念ながら観に行けなかったのですが、ライヴはいかがでしたか?
ショウはすごく良かったよ!俺たちの曲をちゃんと知っている日本のファンがたくさんいたみたいだし、日本で演奏するのはとても楽しかったね。
-ゲスト・バンドにSiMが出演しましたが、彼らはあなたがたSKINDREDをとてもリスペクトしているバンドですよね。あなたはSiMの音楽をどう思いますか?
SiMとのステージはすごく楽しかったよ!また一緒にやるのが楽しみさ!とても良いバンドだし、俺たちと同じようなフィーリングを持ってるヤツらだよね。
-新作『Kill The Power』完成おめでとうございます!この作品は、日本ではSiMやcoldrainでお馴染みのgilsoundworksとJAPAN MUSIC SYSTEMが新たに設立したINVICE RECORDSからのリリースとなるそうですが、INVICEと契約に至った経緯について教えてください。
たくさん理由はあるけど、決め手はレコードをリリースする上で1番理解があったことと、日本でライヴを行うことに対してとても理解があったことかな。
-SKINDREDのアルバムは全てが傑作で大ファンなのですが、『Kill The Power』は更に期待を上回るかっこよさで大興奮しました!前作『Union Black』から約2年と月日が経ちましたが、制作にはいつ頃から取り掛かっていたのでしょうか?また、レコーディングはどれ位の期間を要しましたか?
『Union Black』が発売されてからすぐにいろいろとアイデアが出てきたよ。スタジオに入るまでには30〜40個のアイデアを持っていたから、すぐにアルバムが完成したんだ。レコーディングとミキシングには6週間かかったよ。
-今作のプロデュースは誰が手掛けていますか?
『Union Black』の時と同じJames Loughreyだよ。彼は仲介役として適任で、スタジオではそういう人が必要なんだ。そして彼は、メンバー全員が自分の気持ちを伝えやすいと思っている役割を担っているんだ。Jamesはクリエイティブな精神を持った素晴らしい人だよ。
-元々SKINDREDはドラムンベースやダンスホール・レゲエなどのリズムを取り入れていましたが、更にエレクトロ要素の幅を広げたアルバムですね。
俺たちのやる音楽の幅を限界まで押し広げていきたいと思っているんだ。みんなにアルバム中の全ての曲で踊ってほしいよ!『Kill The Power』ではそれを達成できたと思っているんだ。
-エレクトロ・サウンドの部分を作るにあたり、参考にした音楽はありましたか?
カッコいいダンス・ミュージックを持って来てSKINDREDスタイルにひねってみただけさ。
-「Ruling Force」について、SKINDREDがダブステップの要素を取り入れるのはごく自然な気もします。
UKブリティッシュ界隈出身だと、アーバン・ミュージックは常に大きな影響を与えているよ。
-来日前に「Ninja」が先行披露されていましたが、この曲もとてもかっこよくてユニークですね!日本文化を意識して書いた曲だと思うのですが、あなたの中で"Ninja"とは、具体的にどういうイメージで書いたのですか?また、"邪悪(Jah Ah Koo)"という言葉も入っていますが、レゲエ用語でJAHは神様の意味ですが、この言葉を日本語の"邪悪"というネガティブなイメージの言葉と掛け合わせているのはとても興味深いです。
ただ偶然そうなっただけなんだ、JAHが神を意味することは知ってるけど、それを狙った訳じゃなくて、何か強いことを日本語で言いたかったんだ。"Jah ah koo"がラスタっぽく聞こえたのはラッキーだっただけで、ネガティブな言葉だってことは知ってるよ。この曲の中で叫ぶにはちょうどいい言葉だよ!
-「The Kids Are Right Now」は、アルバムの中でもエモーショナルなメロディの歌ですが、歌詞ではどのようなことを歌っているのですか?
この曲は、自分の音楽の知識を伝えることなんだ。これはレゲエ・ミュージックが世界中に如何に影響を与えたかっていう話。今では伝説のように語られるバンドたちも、昔1度は悪魔の音楽をやってると言われてきたんだよ。今はこんなに愛されている音楽なのにね。
-「Open Eyed」ではゲスト・ヴォーカルが入っていますよね。これは誰が歌っているのでしょうか?
Jenna Gだ(THE QEMISTSのアルバムなどにも参加している女性ヴォーカル)。力強い女性の声をこのトラックには入れたいと思っていたから、彼女はこの曲をとても生き生きとさせてくれたよ!