INTERVIEW
JOB FOR A COWBOY
2014.12.10UPDATE
2014年12月号掲載
Member:Nick Schendzielos (Ba)
Interviewer:米沢 彰
-Jonに代わって、元EXHUMED、現INTRONAUTのDanny Walkerがサポートとして参加したとのことですが、Dannyは制作から関わっていたのでしょうか?
新しい曲のためにツアーをやるときは、彼は一緒に来るだろうな。INTRONAUTとタイミングをうまく合わせないと。彼らはDannyに関して最優先だから。だけど彼はこの新たな音楽が大好きで、ライヴも俺たちと一緒にやりたがってるんだ!
-この音楽性でドラマーの交代は非常に大きな変化をもたらすと思いますが、Dannyとの制作はいかがしたでか?
感激したよ。彼は文字通りドラムのすべてのスタイルを心得ている本当にクリエイティヴなドラマーだから、俺たちは『Sun Eater』の完璧な音源を作るために、スタジオで彼と一緒に制作することができたんだ。ライヴでの彼はビースト同然で、とてつもなく激しいドラムを叩くし、それでいてすごく安定しているんだ。彼は俺とHell and Heaven Metal FestでCEPHALIC CARNAGEのために一緒にプレイしたよ。JFACで彼と一緒にプレイするのが待ち遠しいぜ!
-Dannyが参加するに至った経緯を教えてください。
彼とCEPHALIC CARNAGEは付き合いのかなり長い、いい友達同士で、俺たちはみんなCEPHALIC CARNAGEを通して彼のことを知っていたんだ。俺たちは彼に新しい音楽を見せて、うちでドラムをやらないかって聞いてみた。そしたら彼は"イエス"って言ったから彼が手に入ったんだ! 簡単だったよ。彼はかっこいいし、きっと彼のことがみんな好きになるよ。
-本国では日本に先んじて本作がリリースされていますが、反応はいかがですか?
アメリカ人はこのアルバムがクソ好きなんだ。このアルバムは俺たちにとってのベスト・アルバムで、俺が聴いた中ではメタルのレコードの中でも一番いいもののうちの1つだよ。こんなに自信があるのも気が引けるけど、俺はこのレコードが最高だって信じてる。
-今回の変化に対するファンからの声などは届いていますか?
ファンはこれを愛してるよ。『Doom』が好きだったファンの99%は戻ってきて、新しいファンも同様にこれが好きだね。全員にとっていいことばかりだ。
-プロデューサーのJason Suecofとの制作はこれで3作目となり、6年以上のパートナーシップとなりますが、Jasonとの制作作業はバンドにとって良い結果をもたらすということでしょうか? Jasonとの制作作業はいかがですか?
彼は規格外なんだ。そして、このバンドに欠かせない1ピースでもある。彼はJFACの6人目のメンバーだ。おそらくバンドの寿命まで彼と一緒にやるだろうな。彼との仕事はとても楽しいし、様々な曲を1つにして、全員から最上のものを引き出す方法を彼は熟知してるんだ。
-今作で大きな進化と変化を遂げたと言っていいと思いますが、ご自身ではバンドが基調とするジャンルをどのように定義するのが最も相応しいと思いますか?
ジャンルなんてクソくらえだね。音楽を聴け。ジャンル分けなんかせずに『Sun Eater』を聴いて評価してくれ。俺たち人間は、人生のあらゆるものにラベルを貼りたがる。人を安心させるために。そして自分自身を安心させるために。ラベルがないと、俺らが恐れを抱いている"未知"だと思ってしまうから。馬鹿げてる! 不安になれよ。ラベルなんか捨てちまえ、本質を見極めろ!
-今後の主な予定を教えてください。
未来のことはわからない。METALLICAかSLIPKNOTとのデートのオファーを待っているところでね。もしそれが来たら、受けるつもりだよ。
-激ロックTOURで2012年に来日して以来ですが、今作のリリース後は来日の予定など決まっていますでしょうか?
日本が俺らを呼び戻してくれるなら、大興奮しながら戻るだろうな! もしかしたら沖縄で前日の夜にジャックダニエルを飲みすぎているかもしれないけどね(笑)。(日本のレーベルの)Geessとは本当に素晴らしい時間をパーティーで一緒に過ごしたんだ。もう一度やりたいよ。手厚くもてなしてくれてありがとう、Geess!
-日本のファンへのメッセージをお願い致します。
"アリガトー、カンパイ!!"俺らは日本のみんなと日本のことを全身全霊で愛してるよ。コンサートで共有したお前たちのエネルギーをもらって、俺らがリスペクトされてるのがわかった、感謝してるぜ! もう一度日本でライヴをやるつもりだ、友よ! 愛と敬意を込めて。