INTERVIEW
exist†trace
2014.09.19UPDATE
2014年09月号掲載
Member:ジョウ (Vo) miko (Vo/Gt)
Interviewer:米沢 彰
-4月から10月まで"激情スパイラル"という名前でマンスリー・ワンマン企画を行っていますが、かなりアグレッシヴな試みですね。
ジョウ:思ったよりハードなんです。あと半分もある(笑)。
miko:exist†traceってワンマンを観てほしいバンドなんですよね。30分のイベントでも、もちろんぎゅっとつめこんだライヴをやりますけど、やっぱりワンマンでいろんな曲を聴いてほしいので、いつでもワンマンを観れる状況を作りたいと思っていました。イベントで私たちを知ってくれたとしても、"次のワンマンは4ヵ月後です"ってなったら、ちょっともったいないですし、早いスパンで初めて観たファンのかたたちをどんどん虜にしていきたいんです。そういう狙いもありますね。
-どなたが"毎月ワンマン公演をやろう"って言い出したのですか?
ジョウ:誰かメンバーがそんな冗談を言い出したのか、スタッフがポロっと言ったのか忘れちゃいましたけど(笑)。でもいいんじゃない!やろうぜ!って話になったんですよね。
miko:去年は東京ではライヴを年に3本くらいしかやってなくて。もっとワンマンやりたいねっていう話はしてたんですけど、こんなにいっぱいやることになるとは(笑)。もちろんやってみてすごく大変なんですけど、その分収穫もすごく多くて。まず、バンドとしてもすごく成長できてるし、個人としてもミュージシャンとして成長できてるし。バンドとしてもまとまりだったり、気持ち的にも5人の一体感が強まってきています。ファンとのライヴ中の空気感も回数を重ねるごとに良くなってきていると思います。だから、やってよかったなって本当に思いますね。
ジョウ:初めて来た人たちのためにも、毎回メンバー紹介をやっているんですよ。それで結構キャラが濃いなって改めてわかるようになりました。今までライヴで自分以外が話すことってあんまりなかったんですけど、メンバー紹介のときにそれぞれ発する言葉でいろんなことを自分自身気付かされます。
miko:先日の初台WALLでやった第5夜目がすごいことになってしまいまして、トラブルでライヴハウスの照明が落ちちゃったんです。何回も照明が落ちちゃうから、ジョウがもう"このままいくぞ!"って言って、メンバーもファンもすごい盛り上がっちゃって(笑)。トラブルのはずなのに、異様な盛り上がりでしたね。でも、完全なものを観せられない悔しさや申し訳なさも感じたので、リベンジ・マッチをまたやりたいって思います。
ジョウ:あの日にしか来られなかった人もいると思うんですよね。大事な時間を割いて楽しみに来てくれた人がいる以上、バンドが責任を持って返さないといけないと思うんです。だから楽屋に戻ってすぐ、このまま終わらせてはいけない、リベンジしよう!って即決でした。11月14日にリベンジ・マッチが決まって、もう1度集まってくれた皆に、第5夜以上に熱いライヴでお返ししたいと思います!
-リリース以降の予定を教えてください。
miko:10月19日(日)新宿ANTIKNOCKで一応7ヶ月連続ワンマンを終えますが、8月の初台WALLの振替公演を11月14日(金)再び 初台WALLで行います。9月から10月にかけては、Take ambulanceと一緒に各地を回る"STORM RIDER TOUR"というのを予定していて、そのファイナルは11月3日(月・祝)に新宿ANTIKNOCKでやります。最後に、2014年ラスト・ワンマンでもあり、"激情スパイラル"のファイナルでもある12月14日(日)のShibuya TSUTAYA O-WESTですね。そこですべてを集約させたいと思ってます!
ジョウ:"激情スパイラル"と"STORM RIDER TOUR"最後までexist†traceの勢いは止まりません!
-結構な本数ですね。
ジョウ:ただのイベントではないですよね。ワンマンをやりつつも、週末は地方に行ってっていう。だいぶハードですけど、やっぱりexist†traceから目が離せないぞっていう感じでついてきてほしいと思います。"STORM RIDER TOUR"で初めて行く地域も多いので、初めましての人も大歓迎で皆さんに来てほしいですね。
-関東圏が結構多いですよね。
miko:大阪とか遠くの人に観てもらいたいのはもちろんありますけど、私たちもTake ambulanceもまだまだ東京を中心に盛り上げていきたいっていうのがあるので。このツアーで出会う人が東京でやるワンマンにも来てくれたらって思います。
-今後のバンドの目標を教えていただけますか?
ジョウ:今は、"激情スパイラル"のファイナルTSUTAYA O-WESTをソールド・アウトさせることを目標としてやっているので、まずはそれを達成して、来年さらに大きなステージに挑戦していきたいなっていうのはありますね。個人的には、隣に作詞作曲もして歌も歌っている永遠のライバル(miko)がいるので、それに負けない自分だからこそ作れるものを作り出して、かっこいいジョウを見せていきたいと思います。
miko:バンドの目標としてはまずO-WEST。そして、このアルバム『WORLD MAKER』を作ってみて分かったのは、今自分たちが演奏している曲たちをやりたいって思える場所は、すごく大きなステージということ。それって今までになかった感覚なんですけど、この曲たちができて、大きなステージでやる必要を感じたんです。なので、そういう夢に見る大きなステージに向けて改めて進むにはどうしたらいいのかっていうのを考えていきたいと思います。あと、憧れの日本武道館があの場所にあるうちにそこに立つことが私の目標です。そういうステージに立ったときにより輝ける曲たちを作っていけたらいいなと思っています。