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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

WHITECHAPEL

2014.04.11UPDATE

2014年04月号掲載

WHITECHAPEL

Member:Phil Bozeman (Vo)

Interviewer:ムラオカ

-今作を制作する上で最も注力したことを教えてください。

俺たちが注力したのは、俺たちはただ可能な限りブルータルな曲を書こうとしているだけのバンドじゃないだってことを分かってもらえるようなものを作る、というところだね。俺たちは他の人たちと同じように人間で、感情がある。幸せも感じるし、悲しいこともある、他の感情もすべてそう、みんなと同じなんだ。みんなと同じくらいいろんなことで苦しんでいるんだ。

-タイトル・トラックであるTrack.2「Our Endless War」など、Zack Householder(Gt)が強く影響を受けてきたスラッシュ・メタルのギター・リフが炸裂していますが、今作でスラッシュ・メタル・サウンドを導入した経緯を教えてください。

今までもスラッシュ・メタル的な要素はあったと思うんだけどね。確かにZackは俺たちの中でも1番のスラッシュ好きだし、彼が作ったリフはたくさんアルバムに盛り込まれている。どんな要素でもメンバーみんなが良いと思って楽しめるのであればどんどん取り込んでいくよ。

-またZackが影響を受けてきたスラッシュ・メタル・バンドを教えてください。

オールドスクールなスラッシュ・バンドが多いね。SLAYERとかMETALLICAとかね。

-6分間におよぶラストを飾るTrack.9「Diggs Road」はライヴを意識したとのことですが、長い曲ほどライヴ向きではなくリスニング向きというように思えるのですが、どのような点を意識したのでしょうか?

まだアルバムの曲はライヴで演奏してないけど、この曲はライヴで演奏するには最高だと思っているんだ。凄くエモーショナルな曲だし、強烈なインパクトが与えられると感じている。

-今作にはTrack.10「A Process So Familiar」、Track.11「Fall Of The Hypocrites」の2曲がボーナス・トラックとして収録されていますが、なぜこの2曲をボーナス・トラックという扱いにしたのでしょうか?

この2曲は、アルバムのほかの曲と一緒にしたときに雰囲気が違っていると感じたんだ。もちろんどちらの曲も大好きなんだけど、ただアルバムの流れとか構成のバランスを大事にしたかったからね。

-以前の作品ではDEFTONESのChino MorenoやTHE ACACIA STRAINのVincent Bennettをゲストに迎えていますが今作ではどなたかゲスト参加しているミュージシャンはいますか?

俺の地元の友達のBen Ellerがソロを弾いてるよ。どの曲で参加してるかはクレジットを見てくれ。

-今作は前作に続きMark Lewisを迎えて制作されていますね。前作まではアルバムの質感に合わせてプロデューサーを変えていくとおっしゃっていましたが、今作も引き続きMarkが務めているということは、前作の延長線上にある作品を目指していたということでしょうか?Markとは前々作『A New Era Of Corruption』の時にも一部作業を共にしていましたので、3作連続での作業になりますね。彼との作業もすでに阿吽の呼吸ということなんじゃないでしょうか?

俺たちは彼と本当に素晴らしい関係で、彼とやっているとレコーディングのプロセスが凄く簡単に進むんだ。彼は俺たちのことをバンドとしてよく知ってくれているし、俺たちがサウンド的にどこに行きたいと思っているかも知っているんだよね。

-話は変わりますが、最近、USメタル、ハードコア・シーンが元気がない印象がありますが、実際のところいかがでしょうか?

アメリカはショーとかコンサートとかがあり過ぎてダメになってると思う。バンドがアメリカをツアーするのはマーケットが大きいから。みんな、そんなに待たなくてもバンドはツアーでやってくるし、そしてまた次にやってくるんだ。バンドが来たからと言って頑張っていかなくても、また来るよね、って感じになってる。アメリカではツアーが飽和状態なんだよね。

-最後に激ロックを読んでいるファンにメッセージをお願いします。

みんなサポートしてくれてありがとう! Stay metal!!!