INTERVIEW
ENDER
2014.03.10UPDATE
2014年03月号掲載
Member:DOIGE (Vo/Gt) TATSUYA (Gt/Vo) AT (Ba/Cho) PEKI (Dr)
Interviewer:山口 智男
-2月2日のSHIBUYA-AXを皮切りにFACT、LOST、POP DISASTERらと全国5ヶ所回ったmaximum 10 tourが終わったところですが、改めて、多くの人にENDERというバンドを知ってもらういい機会だったのでは?
DOIGE(以下D):そうですね。そこで見えてきた課題も含め、ライヴを見つめ直すいい機会にもなったのでとても有意義なツアーでしたね。
-お客さんの反応はいかがでしたか?
D:(ENDERの音楽は)やっぱり暗いんでね(笑)。反応はどうなんやろな。
PEKI(以下P):一緒に回ったバンドの中で、リリースがないのは僕らだけだったんですよ。
D:それを考えると、曲が認知されてないという状況の中でやった割に手応えはあったのかな。
TATSUYA(以下T):毎ヵ所それぞれで反応があったんで、嬉しかったです。
-では、今回、激ロック初登場ということなので、改めてENDERというバンドがどんなふうに始まったのかというところから教えてもらってもいいですか?
D:PEKIと俺が大阪から東京に出てきてメンバーを探してたんですよ。
P:DOIGEも僕も元々、NEW STARTING OVER(以下NSO)ってバンドをやってて。
-メンバーそれぞれにラウドロック・シーンで活動していたバンドに在籍していたんですよね?
D:そうです。で、GUN DOGの元メンバーでもあるATから連絡をもらって。
AT(以下A):当時、LOっていうバンドをやってたんですけど、それとは別に改めて自分がずっと聴いてた海外のロックに近い音楽をやりたいと思って、いろいろな人に"おもしろい人、いない?"って話をしてたんですよ。そしたら"NSOのヴォーカルとドラムがこっちに来て、メンバーを探してるみたいだよ"って聞いて、"あ、俺、ベースだ。試しに連絡してみようかな"っていうのが最初でしたね。前のバンドで1回だけ対バンしてるんですよ。話したことはなかったんですけど。そこからですね。2人はもう曲を作ってたんで、それを聴かせてもらって、いきなりメンバーになったと言うよりは、最初は"じゃあ、ライヴやる時は俺がベースを弾くから"って感じでしたね。
-DOIGEさんとPEKIさんが東京に出てきたっていうのは......。
D:NSOが解散してってことですね。
P:DOIGEと新しいバンドをやろうと言ってたんですけど、関西でメンバーを探すよりも東京のほうが人は多いだろうって。NSO時代から東京に行こうって話はあったんで、じゃあ、いい機会だからって出てきました。
-そして、TATSUYAさんが加わった、と。
T:僕が以前やっていたFAITHってバンドとNSOが同じレーベルで、元々、仲が良かったんですよ。NSOが最後に作ったデモを聴いたとき、DOIGEの歌が変わったのがわかったので、東京で新たに活動を始めると聞いた時も素直に楽しみだったんです。ライヴもしょっちゅう観に行ってたんですけど、ギターがずっとサポートで、しかもDOIGEがやりたい感じと全然違うギターを弾いてるなって気になってて。そしたらたまたまPEKIと飲んだとき"2週間後、デモのレコーディングするんだけど、弾きに来る?"って言われたんで、"わかった。じゃあ行く"って(笑)。その時は結構簡単なノリだったんですけど、DOIGEから話を聞いて、やりたいこともわかってたんでそこから曲を作りはじめました。