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INTERVIEW

ENDER

2014.03.10UPDATE

2014年03月号掲載

ENDER

Member:DOIGE (Vo/Gt) TATSUYA (Gt/Vo) AT (Ba/Cho) PEKI (Dr)

Interviewer:山口 智男

-因みに1番古い曲と言うと?

P:「Lullaby For You」。いや、「Adams」か。

-逆に新しいのは?

P:「Hope」。アルバムの最後の曲ですね。それと、ほぼ同時期なのが「Misery」と「I'm Still Alive」と「Precipice」。

-ああ、「I'm Still Alive」はピアノが跳ねるポップ・ナンバーですね。そう言われてみると、確かに柔らかい。3月5日に、いよいよ1stアルバム『21g』がリリースされるわけですが、現在の心境は?

D:どんな反応が返ってくるのか全然わからない(笑)。楽しみですよね。

A:メンバーが揃ってから地下活動が長かったんで(笑)、実際、アルバムが出てみないと自分らでも実感が湧かないと言うか。

-やっと、という気持ち?

D:それはやっぱり。

T:ただ、ここまで引っ張ったから新しい曲もできたんですけどね。それがデカかった気がする。新しい曲を(アルバムに)入れられたのは満足してます。時間いっぱいまでいろいろなことをやらせてもらいましたしね。

-地下活動を続けていた頃は、どんなふうに思っていたんですか?その間、ラウドロック全盛と言われるようになりました。その先駆けと言えるバンドにいたみなさんとしては、そんなシーンを見ながら多少なりとも焦りもあったんじゃないでしょうか?

D:それはなかった。

P:むしろ傍観してましたね。

A:焦ってたとしたら、それはこのメンバーになるまでかな。このメンバーが揃ってからは、やれることをやっていこうという気持ちしかなかったですね。

-『21g』は1stアルバムにして、全21曲60分の大作になりました。

D:全21曲と言っても、インタールードやインスト含めですからね。ヴォーカルが入った曲は12曲しかない。

T:でも、インタールードが入ってないと作品として成り立たない。

A:挑戦だよね。iTunesで1曲聴いてもわからんぞっていう。

T:と言いながら、コンセプトを決めてから作ったわけではないんですよ。作りながらストーリー性が欲しいねってことになったんですけど、21曲入れようってなったのは、実は『21g』というタイトルが決まってから(笑)。

-あ、タイトルに合わせて?

A:さらに言えば、最初はミニ・アルバムを作ろうとしてたんですよ。

P:それを考えると、かなりボリューム・アップしましたよね(笑)。

-じゃあ、本当に作りながら最終的にこういう形にしていったんですね?

A:作り方としては珍しいかもしれない。

P:ただ、どの曲もなんですけど、大きなテーマとして生きるとか死ぬとかってことがベースとしてあったんですよ。だから、元からそういうコンセプチュアルな作品になる流れはあったのかな。曲のタイプはそれぞれに違うけど、まとめやすかったというか、必然的にそういうふうになっていったところはあると思うんです。