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INTERVIEW

ENDER

2014.03.10UPDATE

2014年03月号掲載

ENDER

Member:DOIGE (Vo/Gt) TATSUYA (Gt/Vo) AT (Ba/Cho) PEKI (Dr)

Interviewer:山口 智男

-DOIGEさんとPEKIさんはやりたいことがはっきりとしていたわけですね?

D:いや、最初は試行錯誤の繰り返しでしたね。なかなかしっくり来なくて、どうしたらいいかなって考えたとき、元々、ホラー映画が好きだったので、そのテイストを入れてみたらおもしろいんじゃないかって。

P:何かわかりやすいコンセプトが欲しいねって話はずっとしてて、それを何にするかってところで、この4人になってからなんですけど、ホラーがいいだろうって。

-ホラーっていうのはDOIGEさんのテイストなんですよね?

D:いや、ATとTATSUYAも結構好きなんですよ。PEKIも心霊もの好きやしな(笑)。

P:僕ひとりだけジャンルが違うんです(笑)。

T:純和風の呪いになるんですよ(笑)。

D:ホラー・テイストなら僕が作るメロディに結構合うんじゃないかと思ったんですよね。ちょっとゴシックなところもあるんで。

T:わかりやすい例を挙げると、Tim Burtonの映画で使われてるような音楽を、DOIGEと2人で作って、そこにメロディを当てたやつをバンドで演奏するにはどうしたらいいかって。

D:いい感じで合わさったんじゃないかな。俺、『アザーズ』って映画が大好きなんですけど、そのバックに合うような演奏もイメージしました。

-ああ、Nicole Kidmanが出ている?

D:そうですそうです。めっちゃ好きなんですよ。あの世界観。

A:ちょっと切ない系なんですよね。

D:そうそう。ホラーなんだけど、ああいうバックグラウンドがものすごく切ない作品が好きなんですよ。そういう世界観をサウンドで表現できたらいいなって考えてました。

-ああ。ホラーはホラーでもスプラッターはそんなに......。

D:個人的にはめっちゃ好きなんですけどね(笑)。

-ATさんも?

A:そうですね。もちろんホラーも好きですけど、僕は映画全般が好きですね。

T:PEKIだけ、なぜか呪いのビデオっていう(笑)。

-そういう世界観を表現するためにプログラミングやストリングスを取り入れているわけですね?

D:そうです。シネマティックな感じで。

-自分たちが目指している世界観を表現できるようになったのは、バンドを始めてどれぐらい経ってからでしたか?

D:今のメンバーになってからなんで、TATSUYAが入ってどれぐらいや?

P:2年半ぐらいかな。

T:ここ1年ぐらいで、最初の枠から抜けて、さらに広くなってきてるとは思います。

P:アルバムの収録曲も古い曲と新しい曲では、間が2年ぐらいあるんですよ。だから、僕ら的には、最近の曲と昔の曲っていう感覚があって、初めて聴く人はどう思うかはわからないですけど、けっこう変わってきてるのかなって。

T:いい意味で柔らかくなってきてます。