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INTERVIEW

FIVE FINGER DEATH PUNCH

2013.08.19UPDATE

2013年08月号掲載

FIVE FINGER DEATH PUNCH

Member:Zoltan Bathory (Gt)

Interviewer:米沢 彰

-前作までの簡潔なタイトルと比べて、随分と意味深で長いタイトルになりましたね。このタイトルはどのようにして決めたのですか?

俺も長くて言えないけど(笑)。2部作が完成した時、最初は1枚が"Wrong Side Of Heaven"そしてもう1枚を"Righteous Side Of Hell"にしようと思った。2つの短いタイトルになるはずだったんだけど、話し合った結果、1つになったんだ。アルバムを買った時はそれを消化するまで2、3ヶ月かかる。だったら1枚を先に出して、2枚目を数ヶ月後に出せばいいんじゃないかと考えたんだ。その方が親しみが湧くし、一気に24曲を消化するのは大変だから、時期をちょっとだけずらして出すことにした。だからタイトルが長くなったけどVolume 1と2にすることで、くっついていることを認識してもらう。ジャケット・カバーも似せている。あくまでも4作目と5作目ではないことを強調したいんだ。

-また、このタイトルに込められた意味を教えて下さい。

まあ、意味はその通りで、どこにいても、それが間違っていたり、正しかったりということなんだ。

-あなた方の楽曲は非常にアタックが強く特徴的なサウンドを基本としながらも、非常にフックの効いたサビのメロディや泣きのギターなど、緩急のついた展開が特徴的ですが、この多彩な展開はどのようにして産み出されているのでしょうか?

曲によって違うけど、必ず同じようにするところもあるんだ。ただ、今回はみんな良い状態だったし、バンドもまとまっていた。みんなの姿勢もヴァイブも1つになっていたんだ。メロディックになっているけど、ヘヴィさも増している。タイミング的に、バンドに脂が乗っていて、非常にスムーズな関係と演奏、それに思考があったんだと思う。このアルバムは今までの良いところをさらに進化させている。1stのアグレッシブなところ、2ndの構成の良さ、そして3rdのパフォーマンスの良さがすべて揃っている、集大成だね。

-メタル・バンドとして、既に考えうる最大限の成功を手にしたように見えるのですが、今後の目標などはあるのでしょうか?

まだまだ目標はあるよ(笑)。まだ上に行きたいし、どのアルバムも進化しているし、バンドとしてもっと素晴らしいパフォーマンスがしたい。RAMMSTEINやIRON MAIDENのように最高のショウを目指しているんだ。俺たちの目標は全世界をツアーして素晴らしいプロダクションをすることなんだ。アメリカではライトやビデオを使ってすごいショウができるけどそれを日本や他の国でもやりたい。まだ予算がないから、ビッグになって実現させたい。もちろん音楽が大事だけどビジュアルもすごく大事だと思うよ。

-前回の来日はSUMMER SONIC 09でしたね。もう4年が経とうとしていますが、今回のリリースに伴う来日の可能性はありますか?

もちろんだよ!!!アメリカで成功したからずっとアメリカをツアーしていたけど、日本をはじめ世界各地に行くよ。アメリカに戻ってもファンは歓迎してくれるし、忘れないでいてくれる。それは大きな自信に繋がっている。だから日本にも長くステイできるようになった。日本で数ヶ月滞在できる余裕が出る。柔道もできるし、大好きな大阪も見て回れる。だから、来年、再来年はそうしたいね。

-前回の来日時の思い出などありましたら教えて下さい。

温かく歓迎されたので驚いたのを覚えている。ファンたちがみんな歌ってくれて、感無量だった。みんなの愛情をとても感じたよ。

-バンドの今後の予定を教えて下さい。

アルバムのツアーでまた忙しくなってきているよ。夏のフェスも予定されているし、ヨーロッパ・ツアーも予定している。

-日本のファンへのメッセージをお願いします。

ずっと行けなかったことを謝りたいし、日本に行くのを心から望んでいる。さっきも言ったけど世界で1番好きな都市は大阪と東京なので、俺たちは第2の故郷に戻るような思いで来日するとわかってほしい。本当にありがとう!