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INTERVIEW

THE BLACK DAHLIA MURDER

2013.06.12UPDATE

2013年06月号掲載

THE BLACK DAHLIA MURDER

メンバー:Trevor Strnad (Vo)

インタビュアー:藤崎 実

-世界中のメロディック・デス・メタル、メタルコア・ファン待望のニュー・アルバム『Everblack』が完成しましたね。新作についてはメンバー自身、どう感じていますか?

みんなが楽しみにしてくれたと思いたいね!俺たちも発売できることになって嬉しいよ。みんなが『Ritual』と比較するだろうってことを凄く意識してたから、次の作品をどういうものにするか色々と考えたし絶対により良いものを作らないといけないという気持ちがあった。結果、努力が実って良いものを作ることができたから誇りに思ってるよ。後は発売されてみんなに聴いてもらうのを待つばかりだからエキサイトしてる。

-リズム隊2人がメンバー・チェンジするという状況下でしたが、レコーディングは順調に行えましたか?

2人のうちMax(Ba)は先に入って来たから既存のメンバーと一緒に練習したりする時間はそれなりにあったんだけどAlan(Dr)はレコーディングの直前に加入したから、本当に覚えることがたくさんあったんだよ。家でも10時間ドラムを叩いてたらしい。でも彼はやるべきこと以上のことをやってくれたし、結局、みんな充分に準備ができた状態でスタジオに集まってレコーディングに取り掛かることができたんだ。でも新しい2人はかなり苦労をしたと思う。

-彼等がバンドにもたらした新たな面を教えて下さい。

Maxはステージでの勢いがパンパない素晴らしいパフォーマーだからライヴを更に激しいものにしてくれる。今は他のメンバーが彼のテンションに追いつけるように頑張ってるよ(笑)。Bartのことを悪く言うつもりは全くないんだけど、彼は後半ではもうそれほどバンドにいることにエキサイトしていなかったから、それが多少なりともライヴ・パフォーマンスに出てしまっていたところはあったんだ。だからMaxのやる気が加わったことでバンドがより活性化したと思う。AlanもTHE BLACK DAHLIA MURDERに加わることを凄く楽しんでいてくれて、23歳の若者が30代の俺たちに加わってバンドに活気が出たことは間違いないよ。それに凄い才能の持ち主だしね。彼はホントに幼い頃からドラムを叩いていて、技術面も素晴らしいけど、色んなスタイルを持っていて、出てくるフィルのバリエーションも豊富なんだ。だから俺たちの音楽を更に深みのあるものにしてくれる。今回のアルバムでもそれが聴けるから是非チェックしてほしいね。

-ニュー・アルバム『Everblack』のタイトルについてお話いただけますか?

『Everblack』の意味に関して言うと、神のいない死、天国のない死なんだ。全体を通してテーマになってるのは、ホラーとかそういうことかな。

-楽曲制作に関するエピソードがあれば教えて下さい。

今回のアルバムに収録されている曲の中で1番のキーになるのはTrack 1「In Hell Is Where She Waits For Me」だと思う。この曲はバンド名の元ネタである“ブラック・ダリア事件”に関する曲なんだ。今までバンドをやってきてこのテーマを初めて直接的に曲にした。避けてきたというわけではないんだけど、今回のアルバムがTHE BLACK DAHLIA MURDERは、今もこれからも昔と変わらないTHE BLACK DAHLIA MURDERであり続ける宣言を意味する作品だから、この曲を入れるのには最適のタイミングだと思ったんだ。それでこのアルバム用の素材を聴いていたときに、この曲のイントロがあって、これがちょうど葬式みたいな雰囲気だったから、この曲にこのコンセプトを当てはめたんだよ。

-Trevor Strnad(Vo)の知的な作詞能力の高さは定評があります。反面、ライヴではハイトーン・デス・ヴォイスからグロウルまでを自在に操る激しいステージングを見せますが、相反する二面性は自然に身に付いたものなのでしょうか?

そうだなぁ。自分で意識したことはなくて、どちらも自然体なんだよね。まあ自分でも良く分かってないんだけど(笑)、多分ステージ上っていうのは自分が1番自信を持っていられる、全てを解き放てる場所なんだと思う。自分たちの音楽の世界、自分たちが創り出した世界だからね。どちらの面に関しても俺のメタルへの愛の表れであることは間違いないね。

-新作を作るにあたって影響を受けた映画や小説の存在はありますか?

そうだね。基本的に俺はホラー映画が大好きだから、ホラー映画からインスパイアされた曲っていうのは今までも、このアルバムでもたくさんあるよ。他のデス・メタル・バンドでもホラー映画の影響で作詞しているところは多いと思うから、よくあることなんだけどね。1つの曲に1つの映画とか小説のことを書いているっていう意味では「Raped In Hatred By Vines Of Thorn」かな。この曲は“THE EVIL DEAD(邦題:死霊のはらわた)”に対するトリビュート作品なんだ。登場人物の女性が木にレイプされるっていう有名なシーンがあるんだけど、そのエピソードを曲にしてる。ちょうど“THE EVIL DEAD”の映画のリメイクが発表されたけど制作の時はそれを知らなかったんだよね。偶然なんだけど、まあ結果的に良かったのかな(笑)。